花束などの切り花を長持ちさせる方法とセンスある生け方とは?

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花束をいただいたけど、折角だから長持ちさせたい!

長持ちさせる方法や保存方法などをご紹介します。

長持ちさせるため花瓶に入れる10円玉や炭酸水とかって、本当はダメなの?

またセンスよく生けられる方法も、華道歴20年の私がお教えします。

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目次

花束などの切り花を長持ちさせる方法は?

 

花束をいただきました。

 

さて。

 

この花束、せっかくだから長持ちさせたい!

1週間後の来客までこのままの状態で保存できないのか?

 

できますよ~!

 

実は私、学生の時花屋さんでバイトしていたこともありますし、今は華道をずっと習っているのでお花のことなら任せてください!

 

切り花が弱りやすいとはよく聞きますが、切り花が弱る原因は

 

バクテリアが原因です。

つまり菌、汚れですね。

 

切り口がヌメっとしてしまったり、昨日水をかえたばかりなのに水が濁ってしまっているとかないですか?

 

そういう状態の時は花瓶の中に菌が繁殖して、雑菌だらけになっているので切り花の茎の口のところが詰まって水があがっていかないというわけです。

 

う~~~~ん、くるしいよ~~~~(T_T)と言っていると思ってくださいね。

 

まずは切り口を切る!ことです。

この時は水につけたまま切ります。

水の中で切るというのは切った時に空気が入らないようにするためです。

空気が入ってしまうと、水をすいあげにくくなってしまうからですね。

 

しかも斜めに!

斜めに切るというのは、水がすえる面積を増やすという意味です。

また切るのははさみよりもカッターなどの切れやすいものがいいと言われます。

 

スパッと!。

 

これは水をすいあげる「道管」と言われる水をすいあげる管があるのですが、ここをつぶさないためです。

 

これらは【水揚げ】と言われ、基本で花屋でも必ずやっていました。

 

水揚げのポイントは3つ

・水の中で切る

・斜めに切る

・スパッと切る

 

 

そして切り口を焼くといいです。

焼く意味もバクテリアの繁殖を防ぐことと、炭化させて吸収しやすくするためです。

 

根元の茎の先端部分を2~3CM黒くなるまで焼きます。

そしてすぐに水に入れるといいでしょう。

 

切り花を長持ちさせるには何か入れるの?

 

切り花を長持ちさせるためにいろいろと入れたほうがいいものとして、いろいろ言われていますね。

 

・サイダー

炭酸水の殺菌効果と、中に入っている砂糖が栄養分になるので入れる方法があります。

 

でも・・・私の知っている花屋さんはおすすめしていません。

入れる量によってはいいのかもしれないけれど、かえって雑菌が増えるだけだから辞めとき!って言われました。

 

・洗剤・漂白剤

こちらも殺菌効果を期待して言われてますが、これも花屋さんに言わせると「やめとき」でした。

以前は私もどこかで聞いてずっと台所洗剤を入れていた時期がありましたが、かえってあまりもたない印象があります。

 

・10円玉

 

こちらも「やめとき」でした。

10円玉なんて茎傷めるだけだし大した効果ないよ、とのことです。

 

・砂糖

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砂糖なんて「入れたらあかん」とのことです。

砂糖は雑菌のエサになります。菌を増やすだけとのことでした。

 

じゃあ、何を入れればいいの?

 

とのことですが、【延命剤】です。

 

お花屋さんに売られているものを使うのが、一番効果的ということです。

切り花が長持ちできるように、抗菌作用と栄養がバランスよく入っているので素直にことらを使うのが一番だそうです^^

 

花屋さんによっては延命剤を花束と一緒にくれるところありますね。

 

もしなければ下手にいろいろ入れないで、毎日きれいな水道水でかえてあげるだけのほうがいいのです。

花束がぐったりしおれていたら?

 

バラの花などはぐったりとしてしまうことが多いですよね。

しかも買ってきてまだつぼみのままでしおれてきた!なんてことも多いものです。

この時は

 

・水揚げ

で4,5センチ長めに切ってあげます。

そして新聞紙などで花の頭を固定してあげて、バケツなどに入れておくといいでしょう。

2,3時間でシャキッとしてくれると思います。

他には

 

・湯揚げ

 

これは急いでシャキッとさせたいときの方法です。

切り口を長めにカットします。

花を新聞紙などで包み、蒸気があたらないようにします。

沸騰させたお湯の中に5~30秒つけておきます。

 

取り出し新聞紙に包んだまま、水につけるとシャキッとしますよ。

 

花束のセンスある生け方

 

大きい花瓶がある場合は、花束の状態でどさっと生けてしまうのが一番簡単できれいにまとまります。

 

でもそれでは面白くない場合は

 

「ホチキス」を使うと簡単にセンスよく生けられますよ。

 

大きな葉がある場合は、丸めたりつなげたりして形を作ってみるといつもの花束とは違った装いになります。

 

「おっ!なんかかっこいい」という感じになります。

 

 

今回は玄関先に大きく派手に生けました。

 

大きい花瓶がない場合は短く切って、空き瓶などに生けてたくさん数を作って部屋のあちこちに飾ってみてもいいですし、小さな空き瓶を並べてみてもかわいいです。

 

 

余ったお花で小さく洗面所用に生けました。

 

大きな花束をいただいたら一つに生けるのではなく、小さく飾る分も残しておいてトイレや洗面所などに飾っておくといいですね。

 

お花のセンスがなくて難しい、といった場合は花束の中のお花の種類別にしてしまうといいです。

たくさんのお花がバラバラに入っていて、それをいくつかに分けてみるといまいちな場合が多いと思います。

その時は同じ色や同じ種類にわけて生けると、バランスよくまとまりやすくなります。

 

お花1と葉ものや枝もの1のバランスにすると、どんな花瓶でもきれいにまとまりますよ。

 

あとはお花を飾る場所の目線を考えるといいでしょう。

 

見る目線からお花がどの位置にあるのか?です。

 

目線よりもお花が高い位置にあると、美しくないですよね。

そんな時は思い切って長さを半分くらいにしてしまうなどしましょう。

 

また狭い空間に大きな花束がどさっと生けられていても、なんだか窮屈な感じをうけます。

そんな時は量を減らして他の場所にも生けるなど、置く場所や目線のバランスを考えるといいと思います。

 

 

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