華道池坊の生け方 お生花 菊の一種生けのお稽古

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今日のお稽古は難しいと言われる、お生花の菊の一種生けのお稽古です。

何が難しいってなかなかためることができない茎だからです。

ためようと、曲げようとすると【ポキっ】と魔の音が聞こえますからね。

ではなんとか形になった菊の一種生けの生け方のおさらいです。

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目次

池坊 菊の一種生けの生け方

どんな菊がくるかにもよりますよね。

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今日の菊はとっても立派な菊でして、葉もたくさんついて茎のしっかりしているものです。

立派すぎる菊も少し困りものなんですよね。茎がしっかりしすぎてるので、曲げにくく形を作るのが大変です。

真、副、体を決めていきます。

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枝が決まったら、それぞれの長さに切ります。

まずはきっちりと切らずに、少し長めに切っておきとりあえず生けてみます。

全体をみて少しずつ形を決めていきます。

菊を曲げる用のペンチ?のようなものがあるんです。
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これで曲げると、ポキっとならずにうまくいきます。

・・・でもポッキとなってしまった・・
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緑のテープでなんとかごまかしました。

菊の一種生けの難しいところは、葉をどうさばくかというところもありますね。

今回の菊はもさもさたくさんついていますので、難しいです。

ポイントとしては、陰かた(右側)の葉を少なく、陽かた(左側)の葉を多くするように心がけるとかっこよく決まります。

また葉のさばき方ですが、元からとってしまうと殺風景になってしまうところもあるので、
そういう時は【ちぎる】と自然な感じになります。

葉の途中をこんなふうにちぎるといいですよ。

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横からみると扇状になっていますね。
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足元も一直線です。

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まとめ

菊の一種生けは難しいと言われています。

なかなか美しくいかないものです。

でも一種生けは菊の潔さというか、凛とした風情がとても素敵だなと思います。

考えながらではなく、どんな菊がきてもセンスよく生けられるようになりたいものです。

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