五美大展は美大志望じゃなくても楽しめるぞ!楽しみ方注意点など
五美大展に今年も行ってきた!
美大卒業でもなければ出展している美大生の親戚でもないけど、毎年さりげにチェックしている
五美大展。
5つの美大の卒業制作発表会ですが、これが最高に面白い。
美術館などはよく行きますが、正直言ってものすごく有名な方の絵画などを何時間も待って
人混みの中をかきわけてようやく観るような美術館なんかよりも、ずっと楽しませてくれたりもします。
無料なのでお時間のある方は一度行ってみるといいですよ~。
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目次
五美大展とは?
東京の5つの美大の連合卒業、終了制作展のことです。
多摩美、ムサビ、女子美、日芸、東京造形
の5つの美大です。
ちなみに藝大は入っていないんですよね。なんでだろう?
ちなみに昨年の五美大展のポスターで、ちょっとした炎上というか、賛否両論がありましたね。
それがこれ↓
確かに、美大の卒業展覧会なのに小学生が書いたような簡単な分布図のような気もします。
が、わかりやすくていいような気もします。
芸術やデザインをよく理解していない凡人のわたしには、どっちの意見にも転がってしまいますけどね。
斬新といわれればそうだし、拙い!と言われればその通り、とうなづいてしまう危うさがあります。
みなさんはどう思いましたか?
ちなみに今年2020年のポスターはこれ↓
なんか、、、昨年騒がれたから妥当な線できた感じがあって、悪くはないけど面白味は全くないですよね~。
五美大展の場所やアクセスや料金は?
五美大展は国立新美術館で行われています。
六本木や乃木坂周辺ですね。
【五美大展】
会期:2/20(木)〜3/1(日)
※25日閉館
時間:10:00〜18:00
場所:国立新美術館
無料
本日より五美大展が開催しております。
各大学各科の卒業制作が一度にご覧いただける機会です。
日本画は受付でパンフレットを配布しています。ぜひご高覧下さい。#五美大展 pic.twitter.com/boJGsF3Opj— 森田緩乃 Morita Hirono (@morita_hirono) February 20, 2020
料金はどなたでも無料です。
特に美大生からの招待状がなくても行けますし、そのままするっと入れますよ。
五美大展は混雑してる?
毎年行っていますが、休日でもギューギューとかでは全くなく、人もまばらでゆっくりとそれぞれの作品を鑑賞できます。
時間帯によっては混雑している時もありますが、それでも美術館にあるような人をかき分けて
観るといった感じは全くないので、安心して行ってみてください。
家族連れでも、デートでも、誰といっても楽しめるものと思います。
ちなみに2020年の今年はコロナの関係もあって、いつもよりも休日なのに少し空いている印象でした。
コロナであまり皆さん外出しないせいかなあ~。
ただし!
まだ歩き回ってしまうような小さいお子さんは、かなり注意が必要です。
展示物の作品には特に柵があったりするわけではなく、床にそのまま作品が置いてある
感じなので、歩き回って大変!というお子さんだと厳しいかもしれません。
歩いているところに急に作品が置かれていたりするので、大人でも気をつけながら観ていくといった感じになります。
五美大展に行ってきた
五美大展は行ったことない方は一度行ってみたらいいと思いますよ~、って思います。
場所も六本木といいですし、美術や芸術に詳しくない方でも十分楽しめる展覧会だと思います。
なんせ、美大生の卒業生制作ということで、そりゃあ学生ですが命を削って制作したものの集大成なんですから。
プロの有名な画家さんの作品とは全然違いますが、それでも拙いながら各々の個性を生かして粗削りながらも、魂がこめられたものばかりです。
けっこう感動する作品にも出会えたりします。
学生されど学生。
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ここから将来高名な画家さんや作家さんになる人はかならず生まれるわけですからね。
観ていると、ぴか一に光る作品に出逢えたりします。
思わず時間を忘れて作品の前に何十分もいた、なんてこともしばしば。
これは売れるよなって思うような作品も多いです。
というか、「買いたい」って思うものもあります。
高名な画家さんの美術展などはもちろんさすがで、衝撃を受けるものも多々ありますが、美大生の作品というのは拙いながらも一生懸命制作したというのがわかるだけに、なんというかプロの方にないワクワクとしたものを感じられます。
まだ未完成だと思わせてしまうようなものでも、なんか観ていて楽しくなってくるんですよね。
いろいろなメッセージが込められて、正直主張が強すぎてうるさく感じる作品も多いのですけど、それもまた楽しいものです。
五美大展
国立新美術館(〜3/1)
たくさんのエネルギーに満ちた作品がいっぱい。自由な発想が楽しい。
中でも気に入った作品を。#東京五美術大学連合卒業修了制作展 #五美大展 #国立新美術館 pic.twitter.com/l2CkYte3Tu— えつこ (@eko_lunai4) February 22, 2020
五美大展で注意すること
五美大展といっても、全ての学科の作品があるわけではありません。
日本画・彫刻・版画・油絵のみの作品となっています。
デザイン系の作品はないのでご注意を。
デザイン系の作品は置ききれないんでしょうね。
大きいものが多いですからね。
デザイン系の作品は学内の卒展で展示されているそうです。
まだ行ったことないけど、今度はデザイン系も卒展も行ってみたいものです。
ちなみに私は多摩美生のこの版画がなんかすきでした。
線の細さやタッチがなんか好き( *´艸`)
ハガキがあったら買いたいくらい。
美大志望の学生は五美大展は行くべし
一般ピープルでもとっても楽しめる展覧会ですが、美大志望の方は是非一度は行った方がいいですね。
文化祭などに行くよりも、ずっと学校で何を学ぶのかがわかるのではないでしょうか。
というのも、5つの美大生の作品を一度に見られるので、比べてみることができます。
本当に学校色ってあるんだなって思いますよ。
また学校色だけはなく、学科によっても全然違いますね。
例えば同じ絵画でも日本画専攻と油絵専攻では、同じ学校でも作風が違ってきます。
私がみていて感じたのは、油絵専攻の人よりも日本画専攻の人の作品のほうが作品の難易度が高い
気がいつもしています。
一概には言えませんが、全体的にみて日本画専攻している学生さんの作品ってすごく繊細ですし、
いいな、すごいなと思うものって日本画専攻なんですよね。
美大志望の方は自分もこんな作品を作りたい!と思った学科や大学を選択すると後悔なさそうな気がします。
五美大展は美大志望生にとってはそんな見方もできるので、一度は足を運んでおいたほうがいいと思いますよ~。
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