夏休みの宿題の短歌の簡単な作り方【小学生編】
短歌の簡単な作り方ってある?
夏休みの宿題に「短歌」を作ってくるというのが最近あります。
「短歌」と言われても、なんだかぱっとしませんよね。
そこで、簡単に宿題を終わらせたいお子さんやお母さんのために、
簡単な短歌の作り方のポイントなどをお話ししたいと思います。
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目次
短歌の簡単な作り方のポイント
短歌は五七五七七の音の数で作られています。
ここでポイントは文字の数ではないということ。
【音】の数です。
例えば、「ちょっと」という文字数は「ち」「ょ」「っ」「と」で4文字ですが、
音は「ちょ」「っ」「と」で3つになります。
「しゅうかい」なども「しゅ」「う」「か」「い」で4つです。
「サッカー」は「サ」「ッ」「カ」「-」で4つです。
声にだしてみるとわかりやすいです。
「音の数」ということをまず覚えましょう。
次に「数」とうるさく言っているようですが、そんなにこだわらなくても大丈夫。
「字余り」というように多少7が8になっても、リズムさえあればオッケーなのです。
それから俳句には季語を入れるなど制約がありますが、短歌は特に季語などをいれなくても大丈夫です。
小学生なので、自由に作ってみたもののほうが、いい短歌が生まれますよ。
夏休みの短歌を作ってみよう!
まずは、
① 短歌にしたいと思うことを書き出してみる
夏休みに行った家族旅行のことや、学校のプールのこと、友達と遊んだことなどなんでもいい。
日常生活のことでもいいんですよ。
飼っている猫や犬などのことでもいいし、なんでもいいんです。
思ったこと、感じたことから書き出すとやりやすいですよ。
そして、その気持ちから(楽しかった、悲しい、さびしい、いやだなど)
何が?何を?どこで?など派生する言葉を「単語」にして書き出します。
例えば一枚の写真から想像をふくらませてもいいのです。
この写真を見てどう感じましたか?
・ムシが全然捕まえられなかったけど、帰りに食べたかき氷が美味しかったのかな
・こかげで休んだら涼しかったのかな
・お父さんに誘われたけど本当はムシなんかとりにいきたくなかったのかな
・ムシ捕りよりも涼しいところでゲームしたかったのかな
この写真1枚みただけでもそれぞれ感じ方は違うはずです。
また自分の写真を見返して、「あの時はこんな気持ちだったな」とか思い出して短歌にするのもありです。
たとえば、短歌コンクールで文部大臣賞をとった小学1年生の短歌です。
せんせいと ままのめんだん きになるよ おこらないでね なにいわれても
(埼玉県・1年)
難しく考えなくていいんです。
子どものとても素直な気持ちが手に取るようにわかれば、それではなまるです。
② 単語にしたら、それをパズルをあてはめるように並び替えます。
そして五七五七七になればできあがりです。
この本はマンガ形式ですが、とてもわかりやすく書かれているのでおすすめですよ。
↓↓↓
ドラえもんの短歌・俳句がわかるというというのもとても参考になりました。
中古もあるので見てみてください。
ドラえもん短歌って知ってる?
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ドラえもんを題材にした短歌を募集して本になっているんですが、これもなかなか面白いですよ。
・自転車で君を家まで送ってたどこでもドアがなくてよかった
・ドラえもん あの人好みの顔にして!そっから先は自力で頑張る
・ドラえもん 話を聞いてそばにいてひみつ道具は出さなくていい
・ドラえもんなしでここまで生きてきた 自分をもっと褒めてあげたい
お母さんである私はこの短歌にグッときましたね( *´艸`)
・道具とか出せないけれどお腹から君が生まれてきたのは事実
わかりやすい短歌の本を1冊読んでみると短歌を作るのが面白くなりますよ~。
夏休みの短歌で入賞した小学生の短歌
ご参考までに
倫理研究所主催 「第9回・12回しきなみ子ども短歌コンクール」受賞作品より引用
・あさがおのつるがかぜにゆれながらつかまるところをさがしているよ(1年)
・しんさいでこわれたプールなおったよぼくたちだけでつかっていいの(2年)
・いもうとにあーんとわけるかきごおりわたしのくちもあーんとあいた(3年)
・ほうしゃのうなかったころは月いちでお家にとどいたじいじのお米(4年)
・とびこみ台キラキラひかる水面に指の先からすいこまれてく(5年)
・けんかしたごめんなさいを言う勇気ぼくにとってはバンジージャンプ(6年)
・きづいたらかまきりうでについていたはしったさけんだああおどろいた(1年)
・びっくりだとんぼのはねはにじいろでからだはきいろめがねはくろい(1年)
・はじめてのおとまりかいでなみだでたいつもうるさいママにあいたい(1年)
・七年も土にもぐってねむってた今年のせみはどうきゅうせいだ(2年)
・きれいだねきらきらひかるうまのめとかぜになびいたうまのたてがみ(2年)
・ねぇ母さんわたしはいつもかめなのようさぎじゃないからゆっくり見てね(2年)
・サッカーの合宿でつぶれたまめ二つなみだは家にもちかえったよ(4年)
・「大丈夫」そう言いながら背中おすやさしい母のおまじないです(5年)
・雨がふりかさをさしてるぼくたちはいろんな色の花をさかせる(6年)
小学生の短歌はのびのびしていて、ふっと笑えたり、手に取るように心情がわかります。
かっこつけたりするよりも、素直な気持ちをぶつけたものが「いい短歌」ということになります。
「ねぇ母さんわたしはいつもかめなのようさぎじゃないからゆっくり見てね(2年)」
子どもの素直な気持ちにドキッとしますね(~_~;)
我が子はこのまるこちゃんの本を読んで短歌が好きになりました。
。。。しばらくなんでも短歌にするようになったけど。。。
・ママはなぜいつもいそいでいるのかな
・おなじことしてもママだけおこられない
などなど・・・
日常生活に私にむけた言葉で短歌で訴えるようになりました。。
短歌で言われるとこちらも素直にすいませんと反省してしまいます。
ちなみに「おなじことしてもママだけおこられない」は
子どもが牛乳をこぼしたときは
「あーもう!」って怒ったのに、自分でこぼしたときは
「あーらら」で済ませたときに謳われました(>_<)
我が子を留守番させるときの我が家の簡単MENUです↓
よかったら合わせてご覧ください。
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短歌のまとめ
短歌は1500年も前から作られてきたものです。
多分世界のなかでも一番長い歴史があると思います。
まだ文字のないころからですから、人々は耳で覚えて口で歌い伝わっていったものです。
五七五七七のリズムが日本人には合っていて、覚えやすかったんでしょう。
確かに一度聞くと覚えてしまいますね。
難しく考えずに、自分の素直な気持ちを「音」にするように作ってみてください。
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ちょっとちょっと❗気に入っちゃった❗
短歌を作りやすい作り方だった!