華道池坊のお稽古 かきつばたの一種生けの生け方 お生花正風体
本日はいよいよかきつばたのお稽古です。
春のかきつばたです。
難しいものですが、池坊の神髄とも言えます。
一つのお花器の中にかきつばたの美しさを最大限表すものと言えるでしょう。
とても美しいかきつばたができあがりました。
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目次
カキツバタ1種生けの生け方
葉が5本
花が2本あります。
真、副、体を決めます。
まずは真の花を決めます。
谷の花は少しでも開いていたら谷になります。
真の花は35CMになるように切ります。
葉は葉先の爪を合わせます。
真の花を中心にそこから前は葉は裏側を見せるようにします。
そこから後ろは表側を見せるようにします。
音手と裏の見分け方は、裏は少しぷっくりしているほうです。
手の掌と手の甲の部分の違いのような感じですね。
真の花はかきつばたの第1包が前になるように。
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生け方のポイントとしては、葉は斜めに剣山にさしていくような感じにするとかっこよく決まります。
真前の先の部分が、真のつぼみに沿って生けるようにするといい。
横の断面図です。まっすぐに扇状になっていますね。
かきつばたのお稽古を終えて
かきつばたは難しいですね。
でもかきつばたの涼しい濃紺のお花の色と、葉のしなりがとても美しいです。
凛とした強さを感じつつ、しなやかなかきつばた。
なんともいえない涼しさを感じます。
ふとそんな女性になりたいと思ってしまいます・・・。
まだ決まりを考えつつ生けていますが、感覚とセンスでもって生けられるようになりたいものです。
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