越境を小学校でする理由は?方法は?メリットとデメリットは?
我が子は小学校で越境を選択しました。
「小学生のうちから電車で遠いところをよく通わせているね、なんで?」
と理由をよく聞かれるので、我が家と越境をしている友人などの話からになりますが、
お話しします。
越境の方法と、させて良かったこと(メリット)悪かったこと(デメリット)などのお話しもしたいと思います。
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目次
越境を小学校でさせる理由は?
まず1番に、学区で決められている学校の評判が悪いところからのスタートです。
私は子どもが行く予定の近くの小学校の公開日に観に行きました。
悪い評判は聞いていましたが、この時はまだ通うつもりではいました。
見てびっくりしました。
小学1年生のクラスですが、子どもたちが先生の話をほとんど聞いていない。
また、先生もその騒いでる様子に時々は注意するものの、しっかり注意をしていない。
いわゆる「学級崩壊」というやつですね。
噂には聞いていましたが、目の当りにすると驚きです。
【ここには勉強する環境がないな】というのが結論です。
それと、将来的に中学受験させるかも?という思いもありましたので、
6年間通わせることに、不安になりました。
次にどうするか?
① 同じ区内で選択制の小学校に行く(その区町村で選択制のあるところがあります)
② 区外で越境する
③ 受験⇒私立OR国立
この3つの選択がありました。
①の区内の小学校は、パスでした。
なぜなら我が家からの交通のアクセスが悪く、徒歩30分になるとか、乗換があるとかの場所になってしまうため、区外の学校のほうが行きやすかったからです。
それと、区内の学校もそこまでして通うほどの学校でもないな、と見学して感じました。
② 区外で通いやすいところを探しました。
見学に行ったら、とても雰囲気がよくて「ここなら!」という思いになりました。
③ 受験も私立は金銭的に難しいので、国立だけを受験しました。結果は×でした。
よって区外の越境をすることになりました。
これは我が家のケースですが、越境している周りの子の理由としては、
① 評判がいい
② 将来的に受験させたいから受験生の多い学校に入れたい。
③ 同じ小学校に行くお友達があまりにもやんちゃすぎて、その子と同じ学校
だと先が思いやられるから
④ 将来的に引っ越す予定があり、途中で転校させたくなかったから
など聞きました。
ちなみに我が子が越境した先は、越境者が4割程度いる学校でしたので、
越境だから目立つとかはありませんでした。
越境を小学校でさせる方法は?
① 教育委員会に問い合わせる
そこの区町村の教育委員会で違いはあるようです。
基本的には、あまり協力的でない態度をとられます。
② 学校の副校長に相談する。
副校長はたくさんの人脈をもっているので、いろいろと紹介してくれたりします。
この方法が一番ベストかな、と思います。
ただし、この方法もその副校長先生の意向の違いで大歓迎なところと、そうでないところの差がはっきりと表れるようです。
基本、人気の高いところは紹介などをしていないところが多いようです。
③ 住民票を移す=引っ越し
引っ越してしまえば、事実としては学区になるわけですから都合の合う人は思い切って
引っ越しの措置を取られるかたもいます。
知り合いや親せきのおうちがあれば、そこに住所を移す、という方法もありますが
これは法にふれるようですので気を付けてください(よく見かける事例ですが)
④ 親の職場が近いという理由で。
親の職場が越境希望の学校に近い場合、何かあった時にすぐ迎えに行けるから、など
理由で教育委員に申請することができます。
⑤ 議員さんにお願いする
お知り合いに議員さんがいれば、仲介人となってくれることがあります。
* 区によっては、ものすごく厳しいところもあり、引っ越しなどをしても入学までにちゃんと住んでいるかなどの調査が入るところもあると聞きました。
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* 副校長先生や教育委員に相談される際には、くれぐれも理由などを明確にして行ってからにしてください。
「評判がいいから」、などの安易な気持ちで飛び込むと、その場で理由などを聞かれたりするので、その程度の理由だと紹介などの措置は採っていただけないです。
学校も何回か見学に行くなりして、副校長や校長先生とも顔見知りになってからの相談のほうがスムーズにいきますよ。
学校によっては、PTA会長が仕切ってるところもあると聞きました。
まずは、行かせたい学校の情報を得るところから始めて下さい。
親の「通わせたいんです!」という思いが伝わるといいですね。
越境を小学校でさせて、メリットとデメリット
私の個人的な感想になります。
わが家の場合は、結果、とても良かったです。
具体的な【メリット】ととしては、
① 家庭環境が落ち着いているお子さんが多いので、穏やかな子が多い
=学級崩壊、いじめ、などの問題は学区の学校ほど多くはありません
(あくまで公立ですので、全くないというわけではありません。
高学年になるとそれなりにありますが、許容範囲内というわけです)
② 受験期になると、周りが受験モードになる
受験をしないお子さんには、合わないと思いますがここは受験組にとっては
重要です。
クラスで1人か2人しか受験生がいない場合、周りが遊んでいるのになんで自分だけ!という思いで、身が入らないとか辞めたい!と言われるという話を聞きます。
③ さまざまな地域行事に参加できる
モデル校であったり、観光地にあったりしたので、いろいろなイベントに子どもが参加できたり、経験できないような地域行事などにも参加でき、いい経験させてもらっていると実感できました。
④ 近所の子どもが遊びにこない
これはメリットか迷いますが、一時期幼稚園のころ、放任の親の子がよくうちに遊びにくることがありました。
小学生になるとそういう苦情をよく聞きます。
越境して、近所に友達がいなかったため、それはなくなりました。
我が子の学校は中央区とかの越境だらけの学校でもなく、半々くらいのバランスがいい学校でしたので、特に受験に対して親がぎすぎすし始めたりするわけでもなく、子どもものびのびとした子が多く、親子とも合っていました。
ただし、何度もいうように「公立」です。
去年までは良かったけど、今年は荒れてる、とかいう話も聞きますので当たりはずれがあることも否めないです。
我が子の学年は当たりだったので、結果オーライだともいえます。
【デメリット】
① 電車だったので、小さい頃は体力が心配でした。
朝の満員電車にランドセルをしょった小さい子はかわいそうにも思えました。
それと、越境は1年生の半年は送り迎えという約束のある学校だったので、
親も大変でした。
② お友達となかなか遊べない
小さいうちは、親が車でお友達を迎えに行ったりして遊ばせていました。
親が介入しないと、子どもも遊べないというリスクがあります。
③ 1年生のうちなどは、学校ちかくのお友達と遊ぶ約束をして○○公園で待ち合わせ、とかいって行くのですが、我が子が行く頃はお友達も他に移動していたりして泣いて帰ってくることも。
(電車でどのくらいかかる、とかの概念がお互いないし、来なければどこかに行くのは
子どもですからね)
デメリットはこのくらいで、低学年のころの話ばかりですね。
高学年になると、塾の時間に家に帰ってからでは間に合わないので、学校まで親が車で迎えに行く人など増えましたね。
まとめ
小学生のうちから電車に乗せてかわいそう、とか思われる方もいらっしゃいますが、
当の本人は電車通学も楽しんでるようすでした。
あとは親子とも【慣れ】ですね。
越境して、いい環境だから「いじめ」や「暴力」とかないわけではありません。
学年によっては、学区にもどりたい、というお母さんもいました。
入ってみないとこればっかりはわかりません。
子どもがずっと慣れず、お友達もなかなかできないかもしれません。
だから安易な気持ちで選ばず、見学や学校行事なども見たりして、よく考えてから決断されてください。
お子さんの性格などを踏まえつつ。
ちなみに我が家の通学時間は25分です。
1時間近くかけてくる子もいましたが、1時間はさすがにキツイと思います。
通学の時間なども考慮して、いい学校に巡り会えるといいですね。
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