駿台予備校お茶の水に3年間通ってみた感想とガチ口コミ
執筆者 浪人小僧
駿台予備校ってどうなの?
私は駿台予備校の御茶ノ水校舎に現役で2年、浪人で1年通いました。
そこでこれから駿台予備校について現役生視点、浪人生視点で
話をしようかなと思います。
駿台予備校ってぶっちゃけいいのか悪いのか?
駿台どうしようか?悩んでいる人の参考になればと思います。
目次
駿台予備校御茶ノ水校ってどうよ?
ちなみに私は都内の進学校と言われる学校に通っていました。
高2にもなると、ちらほら予備校に通う友達もでてきて
東大志望の友達は駿台を選ぶ傾向にありました。
三大予備校の中では駿台はレベルは一番高いと思います。
というか、東大、国立志望なら駿台!って感じですね。
親が話してましたが全体の保護者会なども東大合格には、という話しが多かったようです。
まず、現役浪人を分ける前に駿台全体のことを書きます。
・最強講師陣
駿台は何といっても講師陣がいいです。
密度の濃い授業で学校の授業とは比べ物になりません。
(そりゃもちろん学校にもよりますが)
特にお茶の水三号館の先生方の講義は論理的で、物事を根本から理解させて
くれます。
公式の使い方や、小手先のテクニックといったことではなく、
その公式の背景に何があるのか、どういった考え方でこの公式が生まれたのか、
などなど、テストで点が取れることだけの勉強でなく、学問として教えていただけるのが
本当に良いと思います。
私の恩師は授業中にこう言っていました。
「入学試験なんだから、大学に入った後に困らない勉強をせにゃあいかん。」
まさにその通りだと思います。苦労して大学に入ってもその後の授業が
全くわかんないのでは意味がないですよね。
(有名大学に入れば、後は遊びたいという
ことだけを考えている人は、小手先の勉強をしてぺらっぺらの人生を歩めばよいのです。)
それに勉強は理解してできるようになればものすごく楽しいです。
そういった勉強の楽しみを教えてくれるのも濃厚な授業ができる講師の先生方の力量だと思います。
ちなみに・・・
河合塾の単価授業を受けたことがあるんですが、三時間の問題解説の
時間がものすごく退屈で、解答を読めばわかるようなこといつまでもだらだらと
やっていました。
駿台の先生と比較してしまいますが、あれが授業なの?と思うほどでした。
それが河合塾の看板教師の一人ということで驚きました。
河合塾は文系の講師は評判はいいようですが、理系はおすすめできない
ですね。
・座席指定制、自習室
次にシステム的なことです。
駿台は座席指定制になっていて他塾のように毎回自分の席を選ば
なければいけないといったわずらわしさは皆無です。
実際、授業のたびに自分で席を選ぶことってなかなか大変ですし、こういった細やかな配慮はありがたかったです。
あとおすすめは自習室はかなり良い環境だと思います。
駿台の自習室には二つのタイプがあります。
開放教室と専用教室です。
開放教室は普段は授業で使う空いてる教室を自習室として開放しているものです。
広いとこで勉強したいひとむけですね。
専用自習室と比べると周りの受験生に自分の勉強姿をさらしているような
感じなので、周りの受験生がいい監視役になってくれるような気がしますね。
(まあ、みんな自分の勉強に夢中で私のことなんか誰もみていないのですが…笑)
次に専用自習室ですが、これは自習室専用の部屋に
少し大きめの机が広がっている自習室です。
とにかく静かで緊張感が凄いです。
慣れてくれば心地よいのですが、慣れるまでは息をするにも気を使うような部屋です。
しかし、それだけ静かな分、勉強の気を散らすものは存在しないです。
どちらの自習室を使うかは好みですが、どちらのタイプでもまわりの受験生の気迫が
すごくて、勉強せずにはいられない環境がよかったです。
今までは学校の図書館を利用していましたが、駿台の緊迫した自習室は
授業がない日も通ったものです。
また、お茶の水には、一号館、二号館、三号館、八号館
の四つの校舎があって、駿台生であればどこの校舎でも自習室を利用することができます。
それぞれに(若干ですが)雰囲気が変わってくるので私も気分転換を兼ねて、よくいろんな自習室を転々としていました。
ちなみに、3号館の銀杏自習室は席間が広くて環境がよくて
一番人気の自習室です。
私もとても気に入ってましたが、人気ゆえにすぐうまってしまう
自習室でもありました。
・立地(?)
またこれは駿台自体には何の関係もないことですが、駿台御茶ノ水のあたり
は明治大学のリバティタワーがあるいわゆる学生街です。
美味しいラーメン屋さんや、有名な豚丼屋さんなど安く食事ができる
ところが多く、駿台帰りに友達と約束してご飯を食べに行ったり、
お昼ご飯を食べに行ったりもしていました。
あの辺にあるお店は全部一回は行ったことがあるといっても過言ではないですね。
いまでは楽しかった思い出の一つです。(そのせいで受験期間中の私の体重は激増したんですが、
それはまた別の話)
ちなみに「豚野郎」というお店の豚丼は是非食べていただきたいです。
安くてすごくおいしいんですよ。
駿台から歩いて5分程度のところにあります。
駿台の現役生ってどんな感じ?(現役フロンティア)
では、ここから、現役生からみた駿台について少し話そうかなと思います。
現役生は平日、六時から九時までの授業です。(五時からのものもあります)
学校の後に行く感じですね。
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学校で勉強して駿台でも勉強して、家に着くのは大体10時です。
まあ、そのころにはつかれきってて、ご飯食べて爆睡って感じの1日です。
授業は科目ごとに分かれていて、クラスがSa、S、Hの三つに分かれています。
学力別でテストの成績によって決められます。
ちなみに私はSaでしたが、偏差値65以上の高校
はSaといった感じでした。
ちなみに偏差値62の高校の友達はSaは落ちたと話してました。
一概には言えませんが、国立早慶レベルを目指すならSa,でGMARCHIだと
Sといった感じでしょうか。
そこら辺の詳しい説明は、駿台公式HPでどうぞ。
現役生からすると少し駿台はアウェイなように感じます。
浪人生の数もそうですが、圧倒的な存在感の大きさの所以では
ないでしょうか。
これも慣れの問題だとはおもうのですが、フロンティアホール(休憩所)も
浪人生が多くいて、なかなか落ち着く環境ではないです。
正直、初めのうちは浪人生が怖いというのが正直な感想です。
といっても何かされたわけではないのですが、浪人生同士で固まって
話していることが多かったので1人でいる私にとっては
勝手に威圧感を感じていたのかもしれないですね。
私も駿台でお昼ご飯を食べるのが怖くて、外に食べに行くか、休日は
昼から行くかでした。
さすがに今考えると気に過ぎだったような気もしますね。
浪人生は現役生のことなんか全く気にも留めていないですからね。
1人でも、フロンティアホールでご飯を食べている人もかなりいますし、
これは私が自意識過剰なだけかとおもいます。
駿台の費用って?
駿台は3大予備校の中では一番費用が高いです。
駿台>河合>東進
って感じです。
駿台の高卒生クラスの場合だと、大体年間100万程度かかります。
それ以外に夏期講習と冬期講習などはこの金額とは別にかかります。
大体1講座20000円程度で、平均で夏期講習と冬期講習で30万
かかると考えておけばいいと思います。
つまり年間130万程度ですね。
テキスト代などは含まれていますので、それ以外にかかることはないですよ。
でも予備校ってかかりますよね~。
なんであんな大きい教室で大人数教えているのに、1人の学費があんなにかかるんだか。。。
質問などもあまりできる環境ではないし、大人数で教えられることに不安がある方だったら、
とかいいですよ。
かの有名なZ会がやっているんですが、全ていいとこどりしたらこういう形になったというシステムです。
添削とマンツーマンのオンラインのマンツーマンの指導が受けられるというシステムです。
とにかく無駄がない。
難関大を目指すためのシステムになっていますが、わからないところはマンツーマンで聞いてあとは自分でテキストなどをこなして
いけるので、自分のペースでグングン進めていける感じがいいと思います。
価格もとても安いですので駿台などの予備校が遠い、という方にも最適だと思います。
正直通学だけでも疲れてしまいますからね。
駿台予備校の高卒生ってどんな感じ?(駿台浪人生)
では、浪人生視点で少し話をします。
ちなみに私は現役のころは慶應は合格して、早稲田は失敗。
かなり悩んだんですけど、やはりずっと希望していた国立
にまた挑戦しよう思いました。
高卒は先ほどの現役生とは打ってかわってめちゃめちゃアットホームです。
(個人差はあります)全然塾という感じではなく、学校ですね。
担任という管理職もありますし、ロングホームルーム
もあります。
先生に質問に行くのも現役の時よりはるかに気楽でしたし、
受験で不安になったらアドバイザーなどが親身になって話してくださいます。
しかも、クラス制度でみんなで同じ授業を受けるんです。
これは現役の時では考えられませんでした。
ただ、そのぶん、受けたくもない授業があったりして、友達と一緒にさぼってました。
さぼるといっても自習室へ行って自分の好きな科目の勉強をします。
さすがに浪人で授業さぼって遊ぶほどのメンタルはないですね…笑
とにかく友達もできる環境ですし、みんな自分と同じレベルなので、
何もストレスを感じることなく勉強できました。
駿台の高卒生は一番上のクラスだと、私のように早慶は合格したけど
東大に失敗したから、という人が多いので学力も4月の時点で
かなりある人ばかりでした。
他の予備校だと浪人生のレベルの差がかなりあるみたいですね。
なので授業も飽きてしまうというような話を友達から聞きました。
あと、鉄緑会で現役で東大失敗した人が駿台の御茶ノ水や市ヶ谷の上位クラス
に来るという傾向もあります。
その場合駿台からそのままあがってきた高卒生と鉄緑会とで
ちょっとした派閥みたいなものもあったりします。
学力がある浪人生にとっては駿台はいいと思います。
駿台のスタッフについて
決まりがしっかりし過ぎているせいか、一度生徒証を忘れて自習室に行ったら
生徒証がないとダメと帰らされたことがあります。
忘れる自分がいけないのですが、そのくらい。。。という
気持ちはありましたね。
組織が大きいので決まりに忠実なところはちょくちょくあって、
面倒だなと思うことは多々ありました。
まとめ
私の率直な感想ですが、やはり駿台に行っててストレスフリーで勉強
できたのは、高卒ですね。
何より楽しかったですし、成績もちゃんと伸びました。
私の二つ目の母校といえるくらいです。
ただ、現役生からすると少し窮屈なところもあるかもしれません。
でも、アドバイザーやクラスリーダーという
生徒たちの面倒を見てくださる方は、優しく親身になってくださいます。
勉強面からそれた話が多くなってしまいましたが、駿台は言うまでもなく
勉強する環境として必要なものがすべてそろっています。
駿台でちゃんと勉強すればいくらでも成績は伸ばせると思います。
(もちろん本人にやるきがあればですが。)
駿台をべた褒めする形になってしまいましたが、私は心から駿台に通ってよかったと思います。
勉強をするだけなら近くの図書館でもよいのですが、駿台は人間的な成長もさせてくれる
場所だと思います。
公式の使い方や受験の小手先のテクニックを教えるだけの授業をしている
予備校も多いと聞きます。
公式はどうしてこうなのか?をしっかりと教えてくれたレベルの高い
講師のいる駿台予備校に通ってよかったと思っています。
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東進の方が高いし、SaとSどっちも受けましたが、あまり差はないです