華道池坊のお稽古 石化エニシダと小菊の二種生けの生け方
本日のお稽古は石化エニシダと小菊の二種生けです。
石化エニシダは石化の部分をどう生けるかが、難しいところ
です。
これをどのように美しく生けるかが、問題です。
石化した部分を思い切ってカットしたりするのも
ポイントです。
小菊の生け方のポイントなどについてもお話しします。
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目次
華道池坊のお稽古 花材
・石化エニシダ
・小菊
石化エニシダは、自由花ではこの優雅な曲線を活かした
生け方をします。
今回は二種生けなので、まず石化エニシダで
真まえ
真
真うしろ
副
副のあしらえ
・体真はしっかりしたものを選びます。
80センチくらいの長さにします。
石化した部分は曲がっていますので、
一番上のひげの部分からの長さにします。
・副は真の3分の2の長さにします。
副の真の次にしっかりとした形のいいものを選びましょう。
華道池坊のお稽古 生け方のポイント
・まずは「きどり」といって、真、副、などが決まって
長さも揃えたら、とりあえず順番にさしてみます。
大体の感じをつかんでみて、微妙な長さの調節をします。
そしていよいよ生けていきます。
ポイント①
石化エニシダは石化した部分をそのまま使うとごちゃごちゃしがちです。
真、副くらいにして、他の部分は半分くらい斜めカットくらいにしたほうが
すっきりと生けられます。
ポイント②
ひげの部分が大切です。
大体形がついたら、まず陰かたに飛び出たひげの部分はカットします。
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またひげを1本1本「くしで梳いたように整えます」
ここがかなりポイントといえます。
1本1本上にむかうように指で整えます。
曲がったものなどは切りましょう。
やわらかいものは簡単に指で折れます。
華道池坊のお稽古 小菊の生け方
体真
谷
体先
の小菊は陰かたに生けます。
ポイント①
小菊はまとまったきれいなところを選びます。
谷になるものは開いているものを選びます。
ポイント②
体真は真の2分の1弱か3分の1強の長さにします。
体先の小菊はへいくちからひとにぎりのところに
葉があるものを選びましょう。
うまく見つからないときは、ひとにぎりの長さの上むきの
ポイント③
真は陽かたよりに曲線を描くように生けます。
体は陰かたよりに真と和合するように生けます。
まとめ
石化エニシダの2種生けは難しいですね。
でも生けると何とも言えない美しい曲線をだしてくれます。
自由花は石化した部分を存分に使いますが、
今回は斜めにカットしたりしながら、全体のバランスを考える
ことが重要です。
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