子供がお友達にちょっかいを出して困る!多動症と言われたけど
長男が小学校低学年くらいまでは大変でした。とにかくじっとしていない。幼稚園入る前の公園デビューでは、毎日が戦い。
とにかくお友達にちょっかいを出しまくる。
幼稚園生の頃、あまりにもひどくてカウンセリングに行くと、【多動症】と言われました。
そのあたりのお話しをしていきたいと思います。
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目次
子どもがちょっかいを出して困った日々
思えば産まれた時から大変な子どもでした。
とにかくよく泣く。
寝るのは1時間ともたなく、1年間ちかく私は睡眠不足でした。
とにかく寝たい!
それだけでした。寝てても赤ちゃんの泣き声が夢のなかでするくらいでした。今思えばこの頃は完全にうつ状態だったようにも思います。
それから幼稚園前の公園デビューが大変でした。
乱暴する、とか暴れるとかそういうことではなく、お友達にちょっかいを出すんです。
自分のシャベルがあってもお友達のをわざわざ使ったり、作っているお山を壊したり、嫌がっているのにブランコにのっている子の背中をいつまでも押したり・・・。
相手の子も幼稚園前なので、「わーん」と泣くわけです。とにかく謝ってばかりの毎日でした。
そのうち知っている人のいない公園を探すようになり、公園ジプシーになりましたね。
私もいま思えばかなり精神的にまいっていた時期でした。自転車の後に我が子を乗せながら、隣を大きなトラックが横切り風圧でよろけそうになった時、そのまま倒れてひかれてもいい、と一瞬思ったことは鮮明に覚えています。
公園ジプシーを繰り返していたので、決まったママ友ができないため完全親子で孤立。我が子はわがままがひどく、叱っても叱っても同じことの繰り返し。
子育てって、試練だとしみじみ思っていました。
幼稚園に入って、少しは落ち着きましたが問題行動は相変わらずでした。
どこかで誰かが泣いていると、大抵我が子がそばにいる状態でした。
子どもが多動症と言われた時
問題児ではありましたが、まさか我が子に病名をつけられるとは思っていなかったので、軽い気持ちで区のカウンセリングを受けてみました。
カウンセラーの人に私の悩みを聞いてもらいたい、という気持ちだけでした。
それが【多動症かもしれませんね】という言葉。
この時は本当に目の前が真っ暗になる感覚でした。
意味を理解するのにものすごく時間がかかりました。【多動症】【たどうしょう】【タドウ症?】
子どもと一緒にカウンセラーの元に行ったのですが、ひとつのことに集中しないで、あっちのおもちゃ、こっちのおもちゃと遊び歩く我が子の行動と、私とカウンセラーの人と話している時に、ぱっと先生のノートをとろうとしたんです。
その時、「ふつうの子どもはそういうことはしません」と言われました。
その時の冬の乾燥した空気のなかで、日が暮れかかる黄色い日差しをあびた乾いた部屋で遊ぶ我が子の背中を忘れられません。
それからたくさん多動症に関しての本を読み漁り、どんどん落ち込んでいきました。
病名がわかって良かった、というお母さんの話はよく書いてありました。でも私は良かった、なんて思えませんでした。
いままではまだ小さいから仕方ない、今のうちだけと思ってきたけれど、病気とあれば治る可能性は低く、長く付き合っていかなければならないのです。
この事実は重くのしかかりました。
落ち込んでいると、主人が他の先生にも診てもらったら?とのことで別の先生に相談しました。そうしたら、
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「多動症なんかではないですよ」とのことでした。
この子はいろんなことに興味があるだけです。むしろ頭がいいんですよ、と言ってくださいました。この時は嬉しかったですね。
それでもまだちょっかいを出すことは治っていませんでしたが。
子供が多動症か見分ける方法
多動症というのは『不注意』『多動』『衝動性』という3大特徴があります。忘れ物なくしものが多く、注意散漫でじっとしていることができない。
でもまさに我が子はそれでした。
小さいうちは電車に乗せてどこかに行くなんて考えられませんでした。じっと座っているなんてできないから、とにかく動く。あっちに行ったりこっちに行ったり。年中迷子です。
でも親から見て病的とまではいかないと思っていたんです。学術的に項目チェックしたら確かにひっかかると思います。でもまだ個性とか小さいからのギリギリの範疇なのではないか、と思っていました。
親の欲目かもしれませんが、親が一番よくわかっているんではないかと思うんです。
だから本当に多動症の子だとしたら、病名を言われたら親はほっとするんではないかとも思うんです。それだけ困っているから、病気なら仕方ないと思えるのかなと。
我が子は時々わけわからなくなることもありましたが、落ち着いてる時は優しい子ですし、難しいことを言ったりすることもあったりして、個性ではないかと信じていました。
ちなみに我が子は小学校低学年くらいまでは、いろいろと問題ありました。1年生のころは【一人学級崩壊】とも言われました。でもいま大学生の我が子は、友達もいて彼女もいてバイトもする普通の学生です。
こういうお子さんを育てている方は本当に大変だと思います。孤独でもあると思います。それでもまたそういう子ども自身もお友達も中々できなかったりと、孤独だと思うのです。
そうすると親しか味方はいないんですよ。
子供が多動症かもしれない時の親の対応は?
【多動症かもしれない?】と思っているときは、きっと周りにたくさん迷惑かけていると思います。ちょっかいだしたり、授業妨害したり、そんな時は加害者意識で親も孤立してしまいがちです。
でも少し勇気出して、たくさん相談してしまいましょう。そして先に謝ってしまいましょう。先生でもママ友にでも【うちの子こういう子で困っている】とどんどん話していきましょう。
そうすると周りが助けてくれるようになります。私は小学校に入学するときの自己紹介で、【うちの子はかなり乱暴者で親としても困っています。もし何かあったらすぐにお知らせください】と言って黒板に携帯の番号を書きました。
それが功をなして小学校生活では、人間関係はそれほど困らなかったです。迷惑かけるな、と思ったら先に宣言して謝る姿勢をみせておくといいですよ。先に宣言しておくことで、あの子はそういう子だから仕方ない、と見られるので楽ですよ。言わないでトラブルがあると、あの子は落ち着きがなく、ちょっかい出す悪い子、というレッテルを貼られてしまいます。
まとめ
私が今回お話ししたかったことは、我が子のような問題児はちょっとした集合体のなかには一人はいます。
お母さんが大変なのはとてもよくわかります。
でも大丈夫。
いつかは落ち着きます。我が子だけでなく、もっとひどい子でもいまはかなり落ち着いています。私のようにカウンセリングをうけて、たとえそういう判断が出されたとしても数人のカウンセラーの方に聞いてみてください。
あの時一人の言葉を信じて、病気なんだと接していたら本当におかしくなっていたかもしれません。結局我が子を信用して愛せられるのは母や父など親しかいないのですから。いつまでも味方でいてあげてください。
明けない夜はないのですから。
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