中学受験で志望校を失敗しない決め方のコツ!いつまでに決める?
私立中学を選ぶのに志望校ってどうやって決めればいいの?
中学受験の志望校が決まらない!
説明会行ったって、学校公開行ったって、どこも同じようにしか見えない!
実力の範囲で偏差値で学校を決めてはいませんか?
それだと失敗しますよ。
中学受験から行くと、6年間通うことになるんです。
志望校が決められないという人に、学校のどこをみればいい学校なのか、決め方のポイント、コツなどをお教えします。
スポンサーリンク
目次
中学受験で志望校の決め方でしてはいけないこと
【偏差値】で決める!
確かに偏差値、実力がなければ行きたくても行けませんよね。
でも過去問を解いてみればわかりますが、同じ偏差値でも傾向などが全然違います。
よくあることですが、解いてみて実力よりもずっと上の学校なのに合格ラインに届く過去問もあれば、実力よりも低いのに合格ラインに届かないということもあります。
これは何故でしょう?
過去問というのはその学校の先生方が作られているものですから、【こういう問題が解ける子に来てほしい】というメッセージなんですね。
よく入試問題は学校からのラブレターなんて言われますが、この問題を理解してほしいという特色がそれぞれ出ています。
大きくわけると文系より理系寄りになっっている学校もあります。
それが傾向ということです。
偏差値をはかる模試とは違うわけです。
模試というのはオールマイティーに作られています。だから模試は物差しにはなりますが、それだけで決めてしまうのは違うことになります。
偏差値が足りないから行きたい学校を諦めてしまうのは、勿体ないことです。
【親か子供のどちらかで決めてしまう】
親だけが決めてしまうことはよくあることです。
決めるといってもまだ小学生なので、何がしたいとかどこに行きたい!などある子は少ないです。
大抵子どもの実力を見ながら、【ここがいいんじゃないか?】【ここが合うよ】などと話していくうち、子どもも【そこに行きたい】ということになるんだと思います。
親子で一緒に見学などをして、親の意向に子どもを合わせていくのはいいと思いますが、独断で決めてしまうのはよくないです。
【お父さんがこの学校だからこの学校目指しなさい】とか【絶対御三家しかだめ!】などと独断で決めてしまうと、その学校で楽しく過ごせた場合はいいのですがそうでない場合
だと子どもは何かにつけて理由をつけたがるものです。
小学生の時期は素直なので親が独断で決めても従うと思いますが、その時期は反抗したくてもまだその術を持てないだけであって、心の中はなんだかモヤモヤしてはいるそうです。
そのモヤモヤが中学生になって、反抗期の時期に爆発すると大変なことになります。
・【本当はこんな学校行きたくなかった!】
・【辞めたい!】
・【勝手に決めたんだろう!】
と言われたらおしまいです。
学校はずっと楽しいことばかりということもないので、なにか面白くないことがあると決めたのが親だと学校がつまらないことを【親のせい】にされてしまうのです。
また子どもだけで決める場合も実は失敗するパターンです。
子どもの自主性に任せている、と一見聞こえはいいですが親と子の考えが合致している場合はいいのですが、子どもが行きたい学校に対して親があまり良くないのでは?と思った場合は失敗する可能性が高いです。
私が知っている例ですと子どもが野球が好きでどうしても野球の部活の活発なところがいいと学校を決めましたが、そこの学校はその子の実力よりも偏差値10も下の学校でした。
親としては野球もまあまあできて実力相応のところを希望しましたが、子どもはどうしてもそこがいいと受けて入学しました。
結局野球の上手な子ばかりのなかでその子の野球の実力は伴わず、いじめにもあい友達とも合わず、登校拒否になってしまい退学。
最終的には海外の学校に通うことになったという子がいました。
また通学2時間以上もかかる学校にどうしても行きたい、と希望され入学したものの、結局部活と通学の両立ができず辞めてしまったという例もありました。
とにかく自主性の尊重といってもまだ小学生です。
親から冷静に判断して難しいと感じた場合は、しっかりと説得する必要があると思います。
中学受験の志望校の決め方のコツとは?
説明会や学校公開、文化祭などいろいろあるかと思います。
わたしが一番学校のことがわかると思うのは、【学校公開】です。
学校公開は普段の授業見学ですので、生徒の普段の様子が見られます。
授業見学は確かに面白くないですが、授業の中身ではなく授業を受けている生徒の様子を見ることです。
また学年は中学3年とか高校1年生あたりがいいと思います。
というのも中高一貫だとこのあたりの学年はすっかり学校に慣れて、よく言う中だるみの時期なのです。
だからこそこの時期の生徒は怠けやすいものです。
でもそこの時期にしっかりと授業を受けている生徒が多い学校なら、先生も規律正しく教育されているということになります。
以前とある学校の学校公開に行った時偏差値は60以上の私立校で偏差値は高い学校でしたが、授業中なのにスマホなどでゲームをしている生徒が半分以上いるのには驚きました。
しかも男子校でしたが親がズラズラと見学しているなか、一人の生徒が見学している親にむかって中指をたててきました。
第二志望くらいに考えていた学校でしたが、受験すらしませんでしたね。
この学校の偏差値は徐々に下がってきていますし、中学から高校に上がるとき退学者が多い学校だということも後で知りました。
授業に集中できない生徒が多いということは、先生も熱のない授業をしていることの現れだと思うのです。
先生が熱心な学校も多いです。そういう先生の授業だと生徒も真剣に聞いているものです。
生徒の授業態度を見ることは、その学校の全体の姿勢を見られると思うのでおすすめですよ。
また別の目線で在校生の親を見るのもいい機会だと思います。
私立によっては親自体が合わないといった学校もあるかと思います。
正直、生活水準の著しく違う学校というのもありますから。
説明会はいいことしか話さないので、どこも同じといえば同じです。
学校説明会で案内してくれる生徒たちは、学校内でも生徒会などをしている選りすぐりの良い生徒です。
ただ説明会に行っていると有利な学校も私立にはあるので、受験する学校は一度は行くべきではあります。
また生徒の様子がよくわかるのは、登下校の様子です。
一番生徒の素顔がわかるところではないでしょうか。
我が子が数年後こういう生徒になるんだろうな、と予想はつくところだと思います。
始業時間が過ぎてもバラバラと何人も生徒が登校してくるようなところだと、秩序が乱れているのかなと思いますし、食べ物を食べながら横一列になりながらと登校してくる生徒が多いと学校生活のおおよそ見当がつくと思います。
大学進学率を見よ!
中学の偏差値にとらわれていると見落としがちなのが、大学進学率です。
同じ偏差値の学校で比べてみると進学率が違うこともよくあります。
注意してみるところは現役生の成績です。
数値でみると既卒性との合計で出されているので注意です。
中学の偏差値が低くても学校の先生の指導がいいところは、進学率を伸ばしてきています。
進学率を伸ばしてきているところは、その後学校自体の偏差値もどんどんあがってくるところです。
兄の時に偏差値が45もないところが、7年後の妹の時に57になっている学校がありました。
逆のパターンもありますね。
退学者の人数を見よ!
退学者の人数というのは公開していないので、説明会などで聞いてみるといいと思います。
途中退学者はどのくらいいるのか?ということを聞くといいでしょう。
スポンサーリンク
多いところはあまりはっきりとは答えてくれないかもしれませんけどね。
退学者の多いところはやはり要注意です。
高校からも募集するところは退学者が多い傾向にあります。
というのも、学校側もまた成績のいい子を取ればいいので気にしないのでしょう。
学校の面倒見がよくないところだというのは否めないと思います。
それは授業についていけないという生徒を先生がフォローしきれていない証拠でもあると思います。
またいじめ問題なども背景にあるのかとも思います。
いずれにしても退学者が多いということは、学校側が退学を容易にするところもありますし(実際あります)内部が良くないことを表していることだと思います。
通学時間は大切!
通学時間は超大切です。
受験する前は行かせたい学校が決まると通学時間は多少仕方がないと思ってしまいがちですが、ここが本当に命取りです。
毎日のことですから子どもにとっての負担はかなり大きいものになります。
親にとってもお弁当作りというのがあるので、5時前から起きているというご家庭もいました。
家から学校までは1時間前後というのが限度だと思います。
部活など始まると1時間半以上かかってしまうと本当にかわいそうです。
中高一貫に行かせる意味合いの最たるは、【部活】だとも思います。
高校受験がない分、部活に打ち込むと言った面はとても意味があることだと思うのです。
でもそれが通学時間が長いと、厳しいハードな部活は続けるのが大変になってきます。
学校にもよりますが、6時最終下校といった感じでそれから友達と話しながら帰宅すると8時ちかくになってしまいます。
そして日曜日には試合があったり練習があったりと、本当に休む暇がありません。
それに朝練が加わったらどうでしょう?
5時半ちかくに出ていくことになります。
始発ですよね。
通学時間の長い子は運動部などは続けられず辞めてしまう子が多いです。
もしくは部活ばかりになって成績がついていけない、とか進学が厳しいとかの面も出てきます。
また殺人的な満員電車という場合もあります。
通学時間とともに、朝、一度登校時間に間に合うように電車に乗ってみることも大切です。
中学生のカバンは重いということもお忘れなく。
ちなみに我が子の場合はいつものカバンをはかったら、8キロありました。
私立中学生のカバンは本当にとても重いのです。
高校生になるといろいろ置いておく術も覚えてくるので軽くなりますが、中学生は大抵びっくりするほどの荷物です。
・私立中学の親の付き合いって大変?学歴や収入とか関係あるの?はこちら
中学受験で志望校はいつまでに決める?
いつまで?と言ってもなかなか決まらないのが志望校ですよね。
早くに決まればこしたことがないですが、第一志望は6年生の4月までには決めておきたいものです。
というのも難関校の場合は夏前から志望校別のテストが行われます。
第一志望だけは6年生までに決めておき、志望校別のクラスに入れるようにしておきたいものです。
第一志望校さえ決まれば、併願校は夏の間か9月の模試の結果で決めていくのがいいでしょう。というのも秋に説明会などが行われるので、受験する学校の説明会や見学などは行っておきましょう。
併願校ですが、鉄則は第一志望の前には必ず安全校を一校は受験しておくことです。
案外第一志望校が初日、という人も多いのですがこれはいけません。
安全校は受験しても絶対行かない、と思っていたとしても本番前にどこか受かっているかいないかでは、子どものメンタル面を考えるとどこでもいいので合格をだしているというのは自信になります。
また模試とはやっぱり違うので、本番の入試を一度経験させておくことはとても大切なことです。
6年生になると子供は塾でとても忙しくなるので、説明会だの見学だのと一緒に行くことが難しくなります。
4,5年生のうちにお子さんと文化祭などを回っておくことが大切です。
女子校など面接のあるところなどは、行ったのかなどという質問をされるところもありますのでモチベーションを高めるといった意味でも早めにいろいろと見学しておくといいでしょう。
余談ですが、とにかく病気にさせてはいけないのが受験生です。
我が家はインフルエンザが流行り出す前からマヌカハニー UMF 10+ を飲ませていました。
免疫力がつきますからね。
マヌカハニーもいろいろありますが、こちらのマヌカハニーは生キャラメルみたいなおいしさで子どもの喜んで食べてくれました。
いままでのマヌカハニーはクサいとか言ってなかなか食べてくれなかったんですけどね。
おかげでインフルエンザや風邪もひかずに無事に受験をおえることができましたよ。
マヌカハニーは高いけれど、本番前の風邪の時期などにはとっても助かります。
ちょっと喉が痛い、と言われたらすぐなめさせるようにしてなんとかのりきりました。
こちらのマヌカハニーがとっても美味しくって、親もはまりますよ。
まとめ
中学、高校と子どもの成長過程でとても大切な6年間です。
偏差値だけで安易に決めてしまうのは避けたいものです。いろいろ考えて子どもと一緒に話し合うというのも、今後大きくなるとそういう機会もなくなるものです。
(特に男の子)
いましかない、大切な時期と思い、子どもと楽しむ気持ちで学校を決めてみるといいと思います。
入学したところが一番いい学校だった、と思えることが一番幸せなことだと思います。
スポンサーリンク