中学受験はあきらめた方がいい?やめてよかったと思える子と思えない親

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中学受験はもうあきらめた方がいいの?

 

子どもが全くやる気がないし、成績も全くあがらない。

ただ親は毎月高額な塾代をせっせと払っているのに、子どもはそれに応えてくれない。

もう、中学受験なんてすっぱり諦めたほうがいいのかな?

中学受験をやめてよかったと思える子と思えない子の違いってなに?

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目次

中学受験はあきらめた方がいい?

毎月何万も羽が生えたように飛んでいく塾代に模試代。。。

中学受験にかかる塾代というのは3年間で200万ともいわれています。

 

塾のお弁当だの、送迎だの、説明会だのととにかく二人三脚で走ってきましたよね。

なんとかやりくりしながら、中学受験でいい学校に入ってもらおうと親も頑張っているのに子どものやる気がみられない!

 

バトルですよね(-“-)

 

我が家も3人の子どもはみんな中学受験をしたので、よーくわかります。

なんでしょうね、あの時期って。。。

終えて思うのは、親もなにかにとりつかれていたみたいな感じがします。

 

そして何度も思うのが

 

・中学受験もうあきらめたほうがいいのかな?

・中学受験もうやめさせたほうがいいのかな?

 

子どももやる気ないし辛そうだし、なにより親の自分が一番辛い。

 

ーーー正直、どっちがいいのかなんて答えなんてないです。

 

中学受験を辞めて親子とも元気になった人もいたし、

中学受験をあきらめてしまったことで、親子関係がぎくしゃくしてしまって子どもがものすごい反抗期で手が付けられなくなったというケースもありました。

 

また中学受験を辞めるという決断をして、塾を辞めたら子どもが急にやる気になって

「やっぱやる!」って言ってまた塾に通い始めて志望校に合格した子もいましたね。

 

ただ言えることは中受をやめるにしても、まずは親子できちんと話し合うということが大事です。

というか、そもそも中学受験をやるかやらないかなんてその子の人生において、ほんの小さなできごとですよ。

 

ここの考えがすっぽりとなくなってしまっているんですよね。

私もそうだったのでよくわかります。

 

・中学受験を辞める

・塾を辞める

 

ってことが「人間やめますか?」

みたいな感じになっていますよね。

なんというか人生の落伍者みたいな。

 

でもね

 

中学受験なんてするのは全国規模でみたらごくわずか。

5%なんですよ。

 

中学受験をする人が多い環境かもしれないし、自分自身が中学受験をして有意義な中学校生活を送ってきたので子どもにもその選択しかないと思ってしまっているかもしれません。

 

でも全国の小学生で中学受験するのは消費税以下の人数なんです。

 

やれることがラッキーなだけで、やらなくても全然オッケーなことなんですよ。

 

この先高校受験も大学受験もあるんですから。

 

ちなみに高校中退する率ってどのくらいか知っていますか?

 

高校中退率は最近はかなり下がったようですが1,5%だそうです。

 

少ないように感じますが、人数にすると5万人強ほどいるそうです。

 

また大学中退率はというとなんと10,6にもなるんだそうですよ。

 

10人に一人の割合ですね。

 

中学受験を辞める選択よりもこっちのほうがよっぽどかと思いますが、大学生にもなると親の意見なんて聞いてくれないですからね。

 

まあなんというかまだまだこの先いろんなことがあるわけですよ。

中受なんてほんのとっかりです。

 

早めにいい環境に入れさせたい!という親心もわかりますが、この時点でせっかく走り始めてきた道なのに親の思う通りにならないからと言って勝手にやめさせたり、感情的になって強制的にやらせたりすることが子どの気持ちを置き去りにしているということを忘れないでくださいね。

 

あとね

 

子どもがやる気がない、みられない場合。

 

正直みんなそんなものですよ。

子どもが宿題もろくにしないで塾にはお客さん状態で行ってるだけだから、もうやめさせちゃおうかなと思う方も多いでしょう。

 

確かに小学生でもトップクラスにいる子のモチベーションはすごいですよね。

無駄な時間がないくらい勉強してグングン成績を伸ばしている子をみると、そんなふうにならないうちの子って。。。。と思いますよね。

 

でも勉強なんて嫌いな子がほとんどです。

 

ましてや遊びたい小学生が毎日塾だのテストだので塾に通っているだけでも本当は凄いこなんですよね。

 

「目標があったら頑張るのが当然だよね?」

 

こんな言葉よく当時は子どもに浴びせていたな~と思います。

 

でもふと、

 

万年ダイエッターの私ですが、あと5キロやせたい!とずっと言ってるのに目標に達したことないですよ(;^ω^)

お菓子たべちゃいますもの。

 

目標があっても頑張れない自分のことは自分自身がよくわかっています。

 

正義をふりかざして子どもに言ってる自分がそんなですからね。

小学生の子どもが目標にむかって、ガシガシ勉強なんてできないですよ。

 

大人でも誰しも「こうなったらいいな」というものがあっても、中々思い通りには動けないものですよね。

そういうものなのに、中学受験を子どもにさせている親ってこのことをすっかりと忘れてしまっているものです。

 

なぜなら?

 

親の目標でもあるから(-“-)

 

初めは子どもがやりたいといったかもしれない。

でも中学受験って経済的にも情報的にも親が一緒にならないと成立しないものなんですよね。

しかもかなりな金額を使っているものだからかけた分なおさらというのもありますよね。

 

いつしか親の目標になってしまっているから、本人がやらないのが許せなくなるんですよ。

 

競走馬の我が子の背中に乗って、走れ走れ!とお尻を叩いていても中々早く走ってくれない我が子。。。

気付くとどんどん他の馬に追い抜かれていくし、とにかく焦ってしまう。

 

だから親子バトルになってしまうんですよね?

 

そんな精神状態にも疲れてしまった。

中学受験あきらめる?なんて子ども目線で思っていても、実は自分自身が辛くなってるからこの競争から降りたかったりもしたりして。

 

でもね

 

通うのは子どもです。

 

だから子供の気持ちをきちんと聞いてから、答えを出すことがとても大切です。

 

子どもの感情を置き去りにして親の思い通りにさせようとしていることがわかった時、小学生のうちはその気持ちがどういうものかよくわからないけれどしっかりと胸に刻んでいますよ。

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その気持ちは確実に中学生や高校生、大人になった時などに爆発する可能性って大きいものです。

 

引きこもり。

いま引きこもりって社会問題にもなっているほど、かなりの率で引きこもっている人が多いです。

原因はそれぞれですけど、根本は親の愛情不足だと言われています。

 

中学受験をさせる親というのは、意識が高く子どものためを思ってさせているとは思います。

 

でもね

 

ここでちょっと間違ってしまうとほんのボタンの掛け違いのようなことでも、後々は大きな影を落としてしまうことになってしまうのかなと。

 

 

というのも

 

・子どもがやる気がないからと感情的になって塾をやめさせてしまったら?

・子どもに塾を辞めさせたのに、人生の落伍者みたいに子どもをみるようになったら?

 

ひどい親!と思いそうですけど、中学受験を子どもにやめさせるという決断をした親って正気を失っていることが多いので遠からずこんな感じかと思います。

 

だとしたら子どもはどう思う?

 

まずは自信を失いますよね。

 

自分はできなかったという思いだけが残るわけです。

 

 

小学生の時に人生の落伍者みたいに親に思われて、自信を失ってしまった子どもはどう生きていけばいいんですかね?

 

この先の高校受験や大学受験がうまくいくとは思えないし、それよりも今後の親子関係のほうが心配になります。

 

子どもは親はわかってくれない、と思うだろうし

 

親はだからお前はだめなんだ、と思うでしょう。

 

まさに負のスパイラルです。

 

だからここで大事なことは、とにかく話し合うこと。

 

話し合うことは親の考えをおしつけることではなく、子どもの気持ちをしっかりと聞いてあげることが大切です。

 

「勉強したくないんだもん」

 

と言われたら、いままでかけてきたお金や時間のことなどを考えると

 

 

ゴラーーー!ってなりそうですが、勉強なんてしたくないですよ。

 

頑張れないですよ、ロボットじゃないんだから。

 

ゴラーーという言葉はグッと飲み込んで、「そうか勉強したくないよね」と気持ちを汲み取ってみてください。

 

「勉強わからないだもん」と言われたら、「勉強わからないよね」ととにかくオウム返しのようにただただ気持ちをくんでやってみてください。

 

これ、長男が小さい頃あまりにもやんちゃで大変な子どもだった時に出逢った子育ての仕方で「親業」というものなんですが、この子どもの気持ちをくむという子育て方法はとってもいい効果をもたらしてくれるので試してみてください。

 

すぐに「はあ?!」(-_-メ)と思ってしまいますが、とにかく我慢して子どもの気持ちを聞いてみてくださいね。

 

面白いことにそうすると子どもが気持ちの整理がついてきて、何に悩んでいるのか?どうしてできなかったのか?などを自分で考えるようになるものです。

 

また繰り返していくと親自身の気持ちも落ち着いてきますよ。

 

お母さんが自分の気持ちをわかってくれた!と思えたら大成功なんです。

 

これね。

 

自分に置き換えるとすごくわかりやすいですよ。

 

例えばいま現在子どものことでこんなに悩んでいるから、

 

 

「子どものためと思ってがんばってきてるのに、全然わかってないんだから!」

とご主人に愚痴ったとして

 

「そうだよね、一生懸命頑張ってるよね」と言われたらすこし楽になりませんか?

 

でもこういう時の答えって大抵は

 

「お前がもっと真剣にやらないからあの子も真剣になれないんだ」とか

「まあまだ子供だし、ゆっくりやればいいよ」とか

「そんなに大変だったらやめちゃえば?」とか言われたら

 

もう何も相談したくない!って思いませんか?

 

まずは子どもの気持ちを聞いてあげてみてください。

 

そうしてどうしてできないのか?

中受する気はないのか?

行きたい学校はないのか?

辞めたいのか?

などの気持ちを吐き出させてあげてください。

 

こんがらがった糸がほどけるように、なんで勉強しなくてはいけないのにできないのか?

などがわかってくるかと思います。

 

またそうすると子どもには進度が早すぎて合わない塾かもしれないということがわかるかもしれませんね。

 

大抵のケースがこれだったりします。

 

進度が早すぎて能力に合っていない塾に通わせていても、小学生だとそれが進度が早いからとかわからないものです。

 

自分が頭が悪いから、と思ってしまってどうせ僕なんか。。。って感じになっているかもしれません。

 

塾を変えてあげたり、こ個人指導に変えたりすることによって、メキメキと成績が上がっていく子も多いんですよ。

 

まとめ

 

まずは中学受験なんてできるだけラッキーなんだという意識でいてください。

そして一番に大事なことは中学受験あきらめるのか?やめるのか?ということではなくて、

子どもがどう思っているのか?を聞くことです。

 

受験は辞めてはダメ!と親が固執しているよりも、もう少しゆるく考えて

やめてもいいよくらいの気持ちで話しを聞いてあげると、子どものリラックスして

案外「やっぱり僕頑張る!」となるケースも多かったりします。

 

何が一番いいのか?はわかりませんが、一番いけない事だけはわかっています。

子どもの気持ちを聞かないで親の思う通りにすすませること。

 

そのような対応は子どもは将来親に何も相談しなくなるんだろうな、と思います。

希望通りの大学生になっても、勝手に退学届け出してしまうようなことになる可能性は高いですよ。

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