子どもが学校行きたくないと言い出した!親として学校は行かせるべき?

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子どもが学校に行きたくないって!

子どもが学校に行きたくない!と言い出したとき親はどうするのが正解なのでしょうか?

特に夏休み明けやゴールデンウィーク明けなどの長期のお休みあけに

子どもは学校に行きたくない!と言い出すことが多いようです。

 

・学校には無理やり行かせるべきなのか?

・学校は休ませてもいいものか?

・これは甘えとか怠けではないのか?

・一度休ませてしまったら、そのまま怠けぐせがついてしまうんじゃないのか?

 

親としてはいろいろ考えてしまいますね。

子どもが学校に行きたくないと言い出したとき、親はどうすればいいのでしょうか?

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目次

子どもが学校に行きたくない!と言い出した時

子どもが学校に行きたくない!と言われたら親としてはドキッ!としますよね。

 

・いじめられているのかな?

・勉強についていけないのかな?

・友達がいないのかな?

 

というか、このまま不登校になってしまってこのまま社会不適合者になってしまったら。

社会性がない子になってしまったら。

なんて最悪のパターンまで想像してしまったりして。

 

でもこの時、一番やってはいけないのは(ダメなことは)

 

とにかく学校に行かせること

 

だと思います。

 

・学生なんだから学校行くのは当たりまえでしょ。

・義務教育(中学生までだったら)なんだから学校に行くのが義務なのよ。

 

 

至極正論かもしれませんが、実はそうでもないんです。

 

何故なら学校に行くことが社会を学べる全てではないからです。

 

しかも学校に合わなく不登校になってしまう子どもは年々増えているそうで、2017年に『教育機会確保法』

が施行されたんですよ。

 

『教育機会確保法』とは不登校のために学校で勉強する機会を失ってしまった児童、生徒に対して、学校への登校を強制せず、それぞれにあった学習環境を保障する、というもので不登校の生徒を無理やり学校に行かせる必要はないというものなんですよね。

 

つまり法律でも学校に必ずしも通わなくてもいいんだよ、と言ってくれていることになります。

 

なので、学校には必ず行かなくてはいけない!という呪縛をまずは親自身がとりはらわなくてはいけません。

 

先日NHKで学校に行けなく不登校になって、その後フリースクールなどに通って大学生になったり専門学校生になって、社会としっかりと関わっている人たちの話しがありました。

 

彼らの話しを聞いていると、普通の同年代の大学生などよりもよほどしっかりと意見を話し、真摯に生きることについて考えているなと感じました。

 

彼らが話すのは、不登校というのは【充電期間】だったと話していました。

 

そしてその時間はとても大切で、重要でそれがなかったら今の自分はなかったと話していました。

またその充電期間を家族がしっかりと理解してくれないと、家にいることができないので辛かったと思う、と話していました。

 

また他の番組ですが不登校の特集をしていた時の宮本亜門さんの言葉が話題になったのでのせておきます。

 

宮本亜門さん自体も高校生の頃に不登校で引きこもっていたそうです。

 

その時、学校行かないと言うと親から

 

「普通はみんな通っている」

 

という言葉にやられてしまったそうです。

 

「何が普通なの?それが正しいわけじゃないじゃん。全員違う個性があるはずなのに」

と親が放つ【普通】ということにやられて引きこもってしまったそうです。

 

また親が言うのはいつも将来のことばかりで、今の自分を見てくれないという不満が募ったそうです。

今の話をしたいのに未来、将来、周りは、ってことが自分にはとても辛かったと話していました。

 

さらにやはり宮本亜門さんもあの時の引きこもりの時期がなかったら、今の自分はなかったと話していました。

 

【そして引きこもりは将来の何かにつながっていくブレーキをかけている時期】

だと話していました。

 

不登校だった人の話しを聞くととても共通していますよね。

 

その時に学校に行かないでいた時期はとても必要だったことがわかります。

なので学校に行きたくない!と言われたら親はまずは子どもの今を認めてあげることが大事なのかもしれませんね。

 

 

でも義務教育の期間は子どもは学校に通わなくていけない!という思いがあるのって世界規模で考えると珍しいんですよね。

 

決められた学区の学校以外にもいろいろなところがあるんです。

 

学校がイヤなら別のところに通ったり、家で勉強したりと、柔軟な考えがとても大切だということです。

 

ちなみに学校以外の学びの場としてはおおきくわけて5つあります。

 

・フリースクール

・特色ある教育(オルタナティブスクールなど)

・ホームエヂュケーション

・学習塾

・親の会

 

 

などと多様にあるので、学校だけが全てではないとまずは思うことが大事です。

 

 

また「学校に行きたくない!」と思ったということはそれなりの理由があるわけです。

 

まず理由を聞いてみることが大切です。

この時親からしたら何とかして学校に行かせなくては!と思ってしまって冷静ではないと思います。

でも冷静になるためにも、いろいろなたくさんの言葉を飲み込んで

 

「どうして学校いきたくないと思ったの?」

 

と聞いてみることが大切です。

そうすると親も少し落ち着きますよ。

 

この時理由がある時はその原因を取り除くよう考えればいいのですが、理由を話してくれない場合もあるかと思います。

 

というか、理由はなく学校行きたくないと言う子どもが最近多いそうです。

 

なんとなく。。。行きたくないから

 

この場合だと親からしてみたら

 

・甘えてる

・怠けてる

・ゲームしたいだけなんじゃないの?

・夜更かししてるから寝たいんでしょう?

 

などと見えてしまって、無理やりにでも行かせれば、行ってしまえばケロッとして帰ってくるかも?などと思ってしまいますよね。

でもこの場合、理由がないというよりもよくわからないんですよね。

 

よくわからないけどどうしても行きたくない。

 

私も中学生の頃ありました。

学校にどうしても行きたくなくなった時が。

 

・いじめられているわけでもない

・勉強がわからないわけでもない

・学校がつまらないわけでもない

・部活だって楽しくやっていた

・怠けたいわけでもない

 

というかむしろ親友と呼べる友達もいたし、学校は面白いほうでした。

でもある時急に学校行きたくないって思ったんです、無性に。

 

理由は本当になかった。

 

でもなんでみんなと同じと制服着て、1限目から決められた教科学んで、教師のいうこと聞かなくちゃいけないのか?

なんとなくまとめられている感じがすごくイヤになったのを覚えています。

 

でもそんなことって説明できないんですよ。

 

だから母に「学校休んでいい?」って聞いた時に

「どうして?」と聞かれてももちろん答えられるはずもなく

 

「なんとなく」って。

 

そうしたら母は

「じゃあ行くか行かないかは自分で決めなさい」って優しい感じで言われました。

 

理由がないなら学校に行きなさい!て言われるかと思ってただけに、なんか肩透かしを食らったような感じでしたが、この時とても温かい気持ちになったんですよね。

学校に行きたくないなら行かなくてもいいんだ、という選択肢があるということが嬉しかったですね。

 

ちなみに私の場合はこの日1日休んだらすっきりして翌日は学校に行きましたけどね。

というか平日に病気でもないのにフラフラしている背徳感が、私には耐えられなかった感じでしたけど。

この時に理由がないなら学校行きなさい!って言われたらこじらせていかもしれないなと思います。

 

学校行きたくない

という気持ちに蓋をして学校に行き続けていたら。。。

 

親や社会への反発心だけが募っていったかもしれないですね。

 

ちなみにそのNHKで話していた不登校だった子が一番イヤだったのは、学校行きたくないという思いを全く理解してもらえないことだったそうです。

 

また一人の男の子が話していたのがとても印象的でしたが、一番学校に行きたくないって感じたのが

担任の先生が自分を迎えに自宅まできて外から手を振っていたところを見たとき、だったそうです。

 

この瞬間が一番イヤだったと。

 

なんかとても熱心な先生だなと思ってしまいますが、学校とかかわりを持ちたくない!と思っている時に強制的につながりを求めてくる感じにほとほと嫌になったんでしょうね。

 

ほっといてほしい

 

そんな心境なんだろうなと。

 

「学校は行きなさい!」

 

と言って家にもいられない状態を作ることが親の役目ではないと思うんです。

 

家を安全地帯にしておくことが大事、とは脳科学者の茂木健一郎先生はおっしゃられていましたけど、

学校がイヤだと感じたなら家くらいは温かい場所にしておいてあげないと、子どもは落ち着く場所がなくなってしまうんじゃないのかなと思います。

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小学生の子供の学校行きたくないというのは、理由はそれなりにあるものです。

友達関係がやはり多いですよね。

中学生の子供の場合だと、理由がない場合が多いようです。

なんとなくどうしても行きたくなくなるんですよね。

子どもの自殺者は夏休み明けが多い

内閣府の自殺対策白書では18歳以下の子どもの日別自殺統計が発表されていますが、

8月下旬が最も多く、その次は4月中旬だそうです。

 

この結果からわかることは

・夏休み明けの学校へは行きたくない

・新学期になって学校になじめない

 

つまり学校が原因で自殺を選んでいる子どもが多いことがわかりますね。

 

学校に行きたくない理由はそれぞれだと思います。

とても重い深刻な理由もあるし、なんでそんなことで?と思うくらいの理由もあると思います。

 

友達の小学5年生の子どもは、給食で白米が食べられないからとふりかけを持って行ったら先生にひどく怒られたみたいで、それから学校に行けなくなったと話していました。

このことだけを切り取ればなんでそれだけで?と思うかもしれませんが、ちょっとしたきっかけなのかもしれないですよね。

その前にいろいろとため込んでいたことがあって、あるひょんなことがきっかけで不登校になってしまうようです。

 

理由はどうであれ、学校に行きたくないと感じた子どもに必要なのは

 

「学校に行かなくてもいいよ」

 

という心の余裕なのかなと思います。

 

学校に行きたくないけど、行かなくてはいけない。

でもどうしても行きたくない!

 

子どもだと世界が狭いからその行きつく先は「死」なのかな、と思ってしまいます。

 

人間は負けたら終わりなのではない。辞めたら終わりなのだ。

(リチャード・ニクソン)

 

ですよね。

 

・第三者の評価を意識した生き方はしたくない。自分が納得した生き方をしたい。

(イチロー)

 

 

子どもが納得した生き方をするにはどうすればいいのか?

 

という広い心で考えたとき、学校に無理やり行かせることって合っているのかどうなのか?

 

 

でも親って結局は子どもが幸せでいてくれることが一番ですよね。

 

とにかく学校にいかせなくちゃいけない!という呪縛を親が取り払うことが大事だと思います。

そして今の子どもの気持ちを理解してあげることです。

 

学校に行きたくないというのは甘えじゃないの?

 

・甘えている

・怠けている

と思ってしまいますよね。

 

会社行きたくないけど行かないとご飯食べられないから、お母さんだって働いているのよ!

親が一生懸命働いているのに、子どもが学校にも行かず家でフラフラしているのを見るのも辛いですよね。

 

しかも一度休ませてしまったらそのまま怠け癖がつくんじゃないのか?

不登校になってしまうんじゃないのか?

 

こういう気持ちもわかります。

 

でもそうではない。

 

むしろ無理やり行かせることのほうが、こじらせてしまって引きこもりになってしまいそうです。

不登校だった子も無理やり学校に行かせられたら、今自分はここ(テレビ)にいないと。

 

 

 

親なら自分の子どもなら大丈夫、と信じてあげることが大切だなと思います。

親にその気持ちあればそれほど長い時間をおかずに、社会に飛び込んでいくことになるのかなと思うんです。

 

学校を休むことって人生の長い尺度から考えたら、それほど大きなことでもないのかなって思います。

 

「この子、昔学校行かないことあったのよ」

 

なんて笑って話せる時ってきっとくると思います。

 

人生に失敗がないと

人生を失敗する

 

 

とは精神科の斎藤茂太の言葉ですが、いろいろ紆余曲折あっていいと思うんです。

 

不登校になったら。。。

 

と考えてしまうのもわかりますが、学校を休むことが1週間とか続いたときにまた子どもと考えていったらいいのかなと思います。

 

学校行きたくない

 

と初めて言われたとしたら、その時にむりやりに行かせるよりもまずは子どもの話しを聞いて、いまの状況を理解してあげる。

 

ひとつ思ったのが理由もなく学校に行きたくないと感じて不登校になる子どもって、とても繊細で頭がいいのかなと思います。

 

考えなくてはいけないことがたくさんあるのに、学校に行くと考える暇がないくらいすることが決まっていて息苦しくなるのかなと。

 

自分が何をしたいのか?

どうやって生きたいのか?

好きなことってなんだろう?

 

そういったことをじっくりと考えてたいのかなと感じました。

 

 

だからむしろチャンス!くらいの気持ちで子どもを受け止めてあげることが大事だと思いました。

 

 

ちょっと唐突ですが、お子さんって五体満足ですか?

 

妊娠したときにとにかく五体満足で産まれてくれればそれだけでいい、って思いませんでしたか?

私は五体満足で産まれてくれればそれだけで、と強く願ったのを覚えています。

でもいつの間にか頭がよくなってほしい、とかスポーツが上手になってほしいとか

どんどん欲が出て、他の子と比べてしまったりしていました。

この動画をみてください。

難聴の赤ちゃんが初めて両親の声を聞いた時の表情、たまらないですよね。

子育てしている中で初めて歩いた、とか初めて笑ってくれた、とか初めてママって言ってくれた

とかでいちいち感動していたことが思い出されました。

 

ママの声が聞けて赤ちゃんもすごく嬉しいことだと思いますが、それ以上に声を届けることができた

親、我が子が喜んでいるのを見られた親のほうがずっと喜びはあるんだろうなって思います。

 

子どもが学校に行きたくないといわれたらのまとめ

私自身があの時親に無理やり学校に行かせられなくてよかった、と思っています。

でも正直なところ、正解はないと思います。

 

無理やり行かせたら、ケロッとして学校楽しかった!と帰ってくるかもしれません。

その子供によって何をどのくらい抱えているかはわからないからです。

 

でも親ができることは

 

・味方であること。

・信じていること。

・家は安全地帯にしてあげること。

 

これだけは確かだと思っています。

 

何故なら自分自身が親からそう思われていたらとても心強いと思うからです。

そしてそれがあれば家から出た社会がどんなにイヤなものであっても、帰る家があれば

乗り切れると思うからです。

 

親だから

大人だからこうしなくてはいけない!

 

と考えずに、もし自分が子どもの立場だったらどう言ってほしいのかな?と考えた答えが正解だと思います。

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