中学受験で親にできることや役割とは?落ちるNG行動がある?

  PR

中学受験で親にできることって?

 

中学受験を我が子は3人経験してきました。

思い通りにいかなかった子もいますし、念願の難関中学に合格できた子もいます。

親として経験してきて、親ができることややってはいけないNG行動やNGワードなどがあったことを後から知って反省したりもしたので、何かの参考になればと思い

書きました。

スポンサーリンク

目次

中学受験ってなに?

思うんです。

 

中学受験って終わってみたら子どもの人生において、ほんの通過点に過ぎないなってことを。

 

でもそれがあの独特の中学受験の渦中に親子でどっぷり入っている時って見えなくなってしまうんですよね。

まるで恋は盲目じゃないけど、中学受験は盲目だったなって。

 

ほら、若い頃の恋愛って終わってみると

 

「なんであんなに一生懸命だったんだろう・・」って

「なんであんなに人生かけていたんだろう・・」って

 

振り返って色褪せて見えると本当にその時の自分がおかしくなったりした過去の思い出ってありませんか?(あまりにも遠い昔の話しですが)

中学受験も同じような感覚。

 

中受に親ってなんだか人生かけてますよね。

中受に人生かけてしまう親って多いですよね。

 

私も長男の時はまさにどっぷり人生かけてましたから。

 

でも「中学受験は親が9割」なんて本が出て、子どもを合格させるのも不合格にさせるのも親の責任みたいな感じになっていますからね。

 

子どもの成績が下がってしまうと、親の責任みたいに感じてしまうところもあったんだなと。

 

もっと私(親)が一生懸命がんばらないと!とかって考えてしまうんですよね。

まじめな親だとなおさら。

 

塾からもそのように言われるところも多いですよね。

親御さんがしっかりしてください!って。

 

中学受験という宗教みたいな感じで、第一志望に合格しないといけない!合格しないと幸せになれない!

みたいな感じでつっぱしっていましたから、塾の言う通りにお金払ってましたよ。。。

 

この講習とらないと受からないよーーって言われるとついね。

何十万とかに慣れてきてるから、2,3万の講習だと「安いわ」とか。

 

何十万もする合格するつぼとかったら買ってたんだろうなあ~。

 

離れてみると笑ってしまいますが、その渦中にいる親にとってはけっこうそんなものです。

 

夫に塾の講習とか反対されたら実家の親とかに頼んでお金借りたりしてまで行かせてましたね。

正直離婚もいとわないくらいの覚悟もあった気がします。

 

なんなんでしょうね、あの雰囲気。

 

不思議と大学受験になるとあんな感じにはならないですよ。

けっこうあっさりしたものです。

 

中受には親がとりつかれる魔物がいるといわれてます。

 

中学受験で親ができることとは?

 

そしていろいろと経験してみて親ができることって何かなと考えた時

 

・「安全地帯を作ってあげること」

・「寄り添ってあげること」

 

なんじゃないのかな、と。

 

中学受験はアスリートと同じとよく例えられますが、塾の先生がコーチで外で子どもは戦っているわけです。

真剣に頑張っていないように見える子でも、普通の小学生よりは多くのことを我慢してやりたくないことをたくさんしているわけです。

 

まずはそこをしっかりと認めてあげることが大事なんじゃないかなと。

 

親が子供の手を引っ張ってやらせるのではなく、後ろから見守ってあげるくらいの感じがちょうどいいのかなと。

 

精神的な面で

・心配

・不安

 

 

なことばかりですけど、それを子どもには与えてはいけないということです。

 

あとは

 

責めないこと

 

でもこれってかなりやりがちです。。。(._.)

 

成績が下がってしまうと子ども以上に落ち込むのが親ですね。

だから思わず不安な気持ちを子どもにぶつけて責めてしまいがちです。

 

これ、いけないことってわかってはいるけどやってしまいますよね。

 

子どもも真剣に取り組んでいるなら親としても仕方ないと思えますが、それほど真剣じゃなくてだから成績が下がってしまった

という思いで、子どもを元気づけるんじゃなくて落ち込ませるようなことをどんどん吐き出してしまうんですよ。

 

私(母)のほうが頑張ってる!

 

って思いがちです。

 

中受の母親って毎日心配と不安でいっぱいです。

いろいろと調べたり、莫大な塾の費用を稼ぐためにパートに出る人もいたりします。

こんなにこんなに私は頑張っているのに、当の本人はおかいましに漫画読んだりしている。。。

 

 

イライラ、イライラ。。。

 

だからギャーーーって責めてしまいたくなるんです。

 

・そんなんじゃどこも受からないよ

・あなただけ地元の中学に通うことになるよ

・〇〇くんはあんながんばってるのに

・どうしてできないの?

・もう受験やめれば

 

もっともっと言ってはいけないワードとかもぶつけていましたね。。。

 

親もわかっているんですけどね、責めるのがいけないことを。

だって怒ってしまった後は落ち込みますから ○| ̄|_

 

でも塾のママ友で凄いことを話している人がいました。

 

「最近子どもが泣くまで怒らないと気がすまなくなってきた」

 

なんてセリフを自慢げに話しているママがいて、怖いなと。。。

恐いというのはそのママではなく、自分もうっかりするとそうなってしまいそうなことにです。

 

泣くとようやく優しい気持ちになれるとか話していて、虐待だよなって。

でもそれを聞いても中受の渦中にいる親って

 

うんうん、わかるわかるって感じだったりしませんか。

 

親の不安や心配や責めることって子どもにぶつけても何もいいことなんて一つもないです。

そんなことして成績なんてあがるわけではなく、もっと下がるだけです。

 

だってそんなふうにして責められてやる気になると思いますか?

あなただったらどうですか?

 

大人になったからそりゃあ子どもよりもいろいろと我慢もできるし、辛抱もできる。

努力だってできる。

でもそんなあなたは完璧でしょうか?

 

母親として家族に完璧な食事を毎食作り、お部屋だってモデルルームみたいにきれいで、

女性として身なりも毎日きれいにしている。

 

母として妻として親として女性として、一つくらいはもう少し頑張らないと!と思うものってないですか?

そこの部分を責められたらやってられないですよね。

私なんて万年ダイエッターだし、ダイエットのことも失敗するたびに、

ブタだのデブだの、だからお前はダメなんだ!とかなんとか言われたとしたら、

確実に暴飲暴食にはしってそうです。

 

子どものことを責めそうになるとき、自分に置き換えるようにしていました。

すると、やりたいと思っていてもできないんだよなと。

やらなくてはいけないことをやれるということは、大人だって凄いことですからね。

 

親が子どもにできることって、できないことを責めるのではなく、どうすればできるようになれるのかを一緒に考えてあげることなんじゃないのかなと。

 

あとは居心地のいい場所を作ってあげることです。

 

3人中受終わってみて周り見渡してみると、成功しているご家庭の親ってそれほど一生懸命じゃないところが多いです。

というか一歩引いているというか、距離感があるというか。

逆に失敗して落ち込んでいる家庭って、親が躍起になって子どものお尻を叩いて一生懸命なところが多い気がします。

 

一生懸命じゃないというと違うかな。

 

中受に盲目ではなく、子どもの自主性をしっかりと重んじているご家庭は成功しやすいですね。

 

中受に盲目になってしまうと親って子どものことが見えなくなってしまうんですよね。

それがいけないんだと思います。

 

成績のことしか考えられなくなってしまうから、子どもがいまどういう気持ちにいるとか状況にいるとか全くおかまいなしで、成績が上がればやたら喜ぶし下がれば人生終わったみたいに落ち込んでしまう。

 

どうしてこの教科が下がってしまったのか?

何が足りなかったのか?

 

そういうことを建設的に考えられなくなっているんですよね。

 

成績がこんなに下がってどういうこと?!おいこらーーー!!って感じになってしまう。

 

塾の先生に相談すれば、「じゃあ個人指導を増やしましょうか」って感じで、貯金を切り崩して何万もする講習を申し込んで、とにかくボーーーっとする時間を子どもに作らせないようにする。

 

あのね

 

塾はれっきとした商売ですからね。

塾の先生はある種営業マンですから。

 

もし通っている塾の先生に相談して

スポンサーリンク

 

「じゃあ個人指導増やしましょうか?」とかただ講習を増やすようなアドバイスするようなところだったら

少し考えた方がいいですよ。

 

実際中受の塾の先生の話しですが、親の相談は蜜の味だからどんどん講習をすすめろ!という営業方法教え込まれているところがほとんどです。

 

塾の先生に相談に行くと、大抵いろいろな講座を申し込んで帰ってきてませんか?

 

営業ですよ(・o・)

 

年間100万以上支払ってくれるお得意様ですからね。

辞められては困るんです。

 

と話しはずれましたが盲目な感じで中学受験終えてみて、例え成功したとしてもその後に待っているのは

 

親への不信感

 

です。

 

実はこれが一番怖いと思います。

志望校に受かったとしても、子どもが親への不信感抱えたまま大きくなったらどうなると思いますか?

 

反抗?

 

そんなんじゃないです。

 

親をバカにするんです。

 

これが一番怖いなと。

 

親は子供の為と思いこんでるのかもしれませんが、実は親のエゴになっていたりします。

 

少しでもハイレベルな学校

少しでも環境のいい学校

 

小学生の子どもには親のエゴをなんとなく感じていても、言葉にすることができない。

でも中学生くらいになるとそのモヤモヤが気付くんです。

 

エゴじゃねーーかよって。

 

しかも受験期に親との信頼関係を失ってしまっているので、気付いたときは親のことを見下しまうんですね。

そうなると関係を修復するのはかなりの時間が必要になるかと思います。

 

こんなトピがありました。

娘は中学二年生です。

娘の希望で受験し、地元では難関と言われている中高一貫校に通っています。
体の弱い子で私がずっとかかりきりでしたし、ひとりっ子ですので甘やかしていたところはあったと思います。

中学に入って親しくなった子達が土建会社の社長の娘さんや開業医の娘さんで
どうやらその子達との付き合いから普通の勤め人である主人、そして特にパート主婦の私を見下すようになったようです。

元々成績の良い子ではありましたが小学生の頃はそれを鼻にかけるような子ではありませんでした。
学力が全てと言っていい環境で常に上位にいる娘は先生方や同級生からチヤホヤされて
今では親の目から見ても「成績を鼻にかける感じの悪い子」です。
しかし学校では人望があるようで生徒会の副会長をしています。

私が何を言っても聞き流し見下す娘との生活でもう母親としての自信が全くなくなりました。

このままでは娘を憎んでしまいそうです。
厳しい御言葉でかまいません。
御助言をお願いします。
そして先日実力テストの結果表を渡された時、今までで一番良い順位だったため「頑張ったね」と言うと
「別に。スーパーのレジ打ちやってる人の意見なんて聞いてないからハンコだけ押してくれる」
と娘に言われました。

 

 

このトピックを見た時心底怖くなりました。

でも現実けっこう多いんです。

特に私立の偏差値の高い学校に通っている子ほど、中学生になって親を見下す傾向はよく聞きます。

あとはものすごい反抗期になって手が付けられないという。

 

母親のことを「おばさん」呼ばわりして、まるで母親を家政婦みたいに扱う娘とか、

母親に対しては「食事」と「おこづかい」の請求意外何も話しをしない息子とか、

とにかく親のことをなんだと思っているような子供だらけです。

 

 

次に東大生のツイッターで少し話題になったものです。

 

 

理由は簡単。

難関私立中学は子どもの意思だけで入る子はほとんどいないから。

塾という競争を勝ち抜いて選抜されて入ってきた子どもどおし、そしてその親の集団。
子どもは成長するにつれて、親がエゴで勉強させていた場合気付くんですよね。

利用されていたんじゃないのか?って。

でも成績優秀で御三家といわれるトップ校に入った子の末路もこういうパターンって多いですよね。

 

親が一生懸命小学生の時に道を作ってあげて、いい学校に入れるというのは悪いことではないと思います。

 

たとえそれがエゴだとしても、いい学校を卒業することはその子の人生にとってはマイナスにはならないわけです。

全ての子が親のことを見下したり、ぐれたり、家庭内暴力にはしるわけでもないです。

 

いい環境を得たからこその上流の意識でもって人生を組み立てる子も多いと思います。

 

子どもを4人東大理三に入れたお母さんという方がいて話題になりましたね。

子どものスケジュールを全て管理して、敏腕マネージャーのごとく生活されていたようですけど、

その子どもたちは母親には感謝しているようですし、しっかりと成長されているそうです。

 

 

ただ「どうしても!」の意識が強すぎてしまうと、子どもは息ができなくなってしまうのかなと。

成績が上がらないと子どもを無視する親とかもいるくらいですからね。

無視って。。。

暴力よりもひどい仕打ちな気がします。

 

でもそういった仕打ちを受けてきた子どもは、大きくなった時に親を軽蔑したりするんじゃないでしょうか。

 

私自身の母親もひどくはなかったですが、よく周りと比較する母親でした。

 

・〇〇ちゃんはすごいのに、それに比べて。。

・〇〇ちゃんは必死にやっているのにいまそんなことでいいの?

 

みたいによく友達と比べる発言をされていたんですよね。

これがすごく嫌だったことはいまだに覚えています。

 

そして比較されている子に成績で勝った時の母の顔が忘れられないんですよ。

その時にものすごく母に対して嫌悪感がはしったことを昨日のことのように思い出します。

 

でもそういうのがもっと重なると本当に嫌いになっていったりして、軽蔑したりするようになるのかなと。

 

親が一生懸命子どものためにがんばることは悪いことではないです。

子どものためと思っている行動ではあるわけです。

 

でもそれが成績順番に座らせる塾とかに通いだすと、段々マウントをとりたくなって本当の目的が見えなくなってきてしまうんだろうなと。

 

希望の学校に受からなかった子どもが滑り止めの学校に入学したとき

 

・そんな制服みたくもない!

・お母さんその学校の保護者会とか恥ずかしくて行かないから!

 

なんて子どもに発言している親を実際知っています。

 

小学生の遊びたい時期に3年間もずっとお弁当もって塾通いさせられて、結果希望の学校にいけなかったら

この言葉です。

 

その子は中学2年の時に不登校になって引きこもりになったと噂で聞きました。

その子の気持ちになったら理解できますよね。

 

中学受験のこわいところはここだと思います。

親もわからなくなってしまうところです。

 

中学受験をする率って全国でいったらわずか6%なんです。

ほとんどの小学生がしないで地元の学校に通っているんです。

 

ですので、中学受験ができる環境にいられるということだけでもラッキーって感じくらいの方がいいのかな

と思っています。

 

そして子どもと一緒に学校選んだり、文化祭に行ったりできる時間を楽しんだらいいと思いますよ。

その中で子どもがここの学校に行きたい!と思ってくれて自ら勉強してくれるほうが

本当の教育な気がします。

 

そして落ちたとしても子どもが悔しい!という思いができたら、それはその子の将来にとって最高の経験になると思うんです。

そういう闘いを一緒に経験できる、くらいの気持ちでそっとサポートしていってあげて欲しいなと思います。

 

 

あまい!

 

とか思われそうですが、中学受験は子どもの人生にとってほんの通過点にしか過ぎないことを

忘れないでいてほしいと思います。

 

 

志望校に入れなかったら人生終わりくらいに思ってしまっているとしたら、それは危険ですよ。

 

子どもががんばっていたら全力で応援してあげてください。

塾から帰ってきたら息抜きできるくらいの環境を作ってあげてください。

できないとしても責めないでください。

 

子どもが転んで足をひきずっているのに、それでもおかまいなしに子どもの手を引っ張ってなんとかゴールに

連れて行こうとしていませんか。

 

子どもが走っているのを後ろから見守っているくらいのほうが、ちょうどいいような気がします。

そして転びそうな時にサッと寄り添ってあげることが、親ができることなんじゃないかなと思います。

 

スポンサーリンク

コメントを残す