華道池坊の生け方 サンゴミヅキとリンドウの生花二種生け

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写真アイフォン 066

本日の池坊のお稽古はお生花の二種生けです。

サンゴミヅキとリンドウを使います。

サンゴミヅキが意外にぽきっと折れてしまうので苦戦しましたが、なんとか上手に生けられました。
リンドウのさばき方のポイントについてもお話しします。

目次

池坊お生花の二種生けとは?

お生花二種生けとは、生花正風体を二種類で表現する生け方です。

一種類の花材で草木の自然や出生の美しさを大切に生けるのに、一種類では色彩の変化にとぼしかったり力が弱かったりする場合にもう一種類そえて生けることが目的です。

この生け方は主となる草木で【真】と【副】を形どり、花のある別の草木を体に用います。
真、副が木物の時は体は木の花でも草花でもよく、真と副が草物の時は体に草花を用います。

草木花一種では、なんとなく物足りない感じる場合や不完全な時に、「花なきものに花をそえる」感覚で、花を体にいけて完成させます。他の草花がそえられ、より全体が美しくみえる場合に、【根締】を添えて二種生けます。

池坊お生花の二種生けの生け方

本日はサンゴミヅキとリンドウを使います。写真アイフォン 065

まずはサンゴミヅキを【真】【副】【真前】【真後】【副あしらい】を決めます。ポイントは真と副はしっかりしたものを選びます。

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真を80センチの長さにします。ひとにぎり半の長さのところで弧の形になるようにためます。

真うしろは真に半分の長さまでそわせます。半分くらいからはためて真のあたまから5~6センチの短く見える長さにします。
副は下からひとにぎり半の長さからためます。長さは真の長さの3分の2の長さに見えるくらいの位置にします。
【副下つけず】という言葉があります。副の下枝はつけないようにしましょう。

副のあしらえは真まえと副の間にみえる位置にします。

真まえは真の曲がっていくところの長さでとどめておきます。
気持ち的に真に沿っていくイメージで生けます。

りんどうで【体真】【谷】【体さき】をつくります。

体真の長さは真の半分の長さ弱くらい。陰方(右より)に生けます。今日のりんどうは立派で花がたくさん大きくついているので、少し目引きます。バランスの問題ですね。

谷は体真の長さの10分の6の長さで生けます。

りんどうの葉で体先をつけます。体先はへいくちから一握りの長さです。
写真アイフォン 066写真アイフォン 067

横からみても美しいです。

まとめ

サンゴミヅキがぽきっと折れてしまいやすいので注意が必要です。りんどうの花が大きすぎてバランスが悪い時は少しめびいてバランスよく生けましょう。

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