スマホの子供への影響は?所持率は?何歳から持たせる?
お子さんにスマホは持たせていますか?
いまや小学生でもスマホを持っている子が珍しくない時代です。「みんな持ってるよ」の言葉に思わず与えてしまった親御さんも多いのではないでしょうか?
【みんな持ってる】ってはたして小学生、中学生はどのくらいの所持率があるの?スマホは何歳から与えればいい?我が家の話をもとにお話しします。
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目次
スマホの子供への影響は
我が家は一番上の兄の時に、ものすごい子供の欲求から高校生の時に持たせてしまいました。
数年前のこの時は高校生になっても持っていない子もちらほらいるくらいの時期でしたので、子どもに与える影響の知識もあまりなく「まあいいか」くらいの気持ちでした。
いま思えば与えるときにきちんと約束やルールを決めておけばよかった、と思います。
程度はわかる子だと思っていたので、特にしっかりとルールを決めずに与えてしまったのが失敗です。
スマホを手にした高校生の我が子の生活が変わりました。
いつでも手にはスマホ、スマホ、スマホ・・・。
毎日「注意」の日々です。注意が言い争いや喧嘩に発展することも【しばしば】から【日常茶飯事】になり、すっかり私も【うるさいくそばばあ】になっていました。
勿論成績も急降下。親子間も反抗期の時期もあったものの、【スマホ】が介入してさらに親子関係の悪化に拍車がかかったと思います。
スマホ=命の子供にとって、スマホ=悪の母。
そこに反抗期が入れば関係性が悪くなるのも当然です。
我が家の子供の影響としては
① 朝起きられない
夜遅くまで使っているので、以前にも増して起きられなくなりました。学校も遅刻するようになります。
② 成績急降下
勉強する時間よりもスマホ時間が多いのですから当然です。
③ 視力低下
この時期に視力がどんどん下がり、3回メガネをかえました。
④ 家族の会話減る
食事していてもスマホが気になって仕方なくなっているので、親子の会話はほとんどなくなります。会話といったら、「スマホばかりやってはダメ!」とかくらいになっていたでしょうか。
ちなみに我が子は男の子ですが、女の子だとラインで既読無視で仲間外れにされたとか、いじめにつながるような話も聞きました。
犯罪にまきこまれるなどの話もあります。
とにかく親にとっては子どもに与えたことによって、いいことはひとつもありません。勿論費用の負担もあります。
我が家の影響の話をしましたが、もちろんお子さんによっても違うと思います。みんながみんな悪い方向に向かうわけでもなく、自制心のある子は上手に使えるお子さんも多いと思います。
スマホのアプリで上手に勉強などする子もいますし、幅広い知識を得るために使う子もいます。
実際我が子も高校2年間くらいは、すっかりスマホ中毒のようになりましたが、受験期で改心したのか自分で使わない日を決めたりして3年生のころにはスマホとうまく付き合うことができているようでした。
そんな経験から次男にはしばらく与えたくないと考えていました。
次男が中学生になった時は、今度は中学生でも持っている子はけっこういる時期でしたので、中学生になった時点でものすごく欲しがりました。
でもそこはなんとかガラケーで暫くごまかしていました。
中学2年生になり、周りも持つ子がさらに増えてきて毎日のように「スマホ」を要求するようになりました。いまでは部活の連絡もラインできたりするようです。ラインのない次男は、友達が連絡を忘れて試合に行けなかったこともあったりしました。それでスマホではなくアイパッドを与えました。
アイパッドでラインやゲームなどは充分できるので、少しはおとなしくなりましたが、それでも友達と外出したりしたときにラインができない、アプリゲームができない、などで不便を感じていたようです。
中3の頃は「買え」「買わない」の戦いです。
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そんなとき次男は自律神経失調症で朝起きられない、という事態になりました。アイパッドのゲームを深夜やりすぎが原因です。
風邪かなにかだと思って行った病院の先生にはっきりと言われました。最近とても多いそうです。
勿論アイパッドを与える時にはルールを決めました。でも親の目を盗んでやってしまうんです。私が夜子どもの部屋を見に行った時に電気が消えていても、私が寝た後にやっていたりしていたようです。
スマホの影響といってもその影響が大なり小なりあっても、子供が学生としてやるべきことができていればいいのだと思います。
でもその学生の本分までも脅かされてしまうのが現実です。
スマホという片手の中におさまる機械の中は、無限大です。お友達とはつながっているし、面白い映像や画像などは一生かかっても観きれない、日々どんどん面白いものは増えていくいっぽうではそれは魅力的なはずです。
テレビのようにCMもないし、観たくないものはどんどんスクロールしていけばどんどん興味のあるものは出てきます。
つまり飽きないのです。
【寝落ち】するまで観続けたり、お友達と話したりできるんです。子供もこのままではいけないと思いつつも、観てしまうようです。中毒ですよね。
ですのでスマホは安易に与えてはいけないものだと思います。与えるならしっかりと約束やルールを決めて、親も徹底的に監視するくらいの気持ちでいないといけないと思います。
スマホの所持率は?
では一般的にはどのくらいの所持率があるのでしょうか?
小学生では38%、中学生55%、高校生88%ということです。
これは地域によっても違います。ちなみに所持率が一番高いのは東京ということですが、我が子も東京ですが実際もっと数値は高いと感じます。
しかも年々数値は上がっていっているように肌で感じます。我が子の小学校では半数以上、中学に入学する卒業時には7割、8割がた持っているように感じました。
実際長女が小学校を先日卒業しましたが、卒業式の時にスマホを持参している子は8割ちかくいて、みんなで自分のスマホで写真を撮ったりラインを交換したりしていました。
スマホを子供に何歳から持たせる?
ではいつから持たせるのがいいのでしょうか?
高校生になるとほとんど持っているのが実情なので、高校生になったら持たせるのはいいと思いますが、悩むのは小学生か中学生か?というところだと思います。
いつから?というよりも、子供が持つ持ちたい理由が大切だと思います。
実際学校の部活の連絡などがラインできたりすることもあったりすると、ラインのない子には別に連絡をしないといけないということもあったりします。
また親には理解できませんが、子どもの文化は時代と共に変化してきているので、コミュニケーションの道具としてスマホが必需品なのもあるでしょう。
影響が悪いのはわかっていても、全て否定するのもいけないことだと思います。
子供のとりまく環境、持つ理由、親の考え、そしてルールを親子できちんと話し合い、それがお互いできる時がいいと思います。
そして子どもも学生としてやらなくてはいけないことはやる、ということ。つまり優先順位がスマホが一番にならなければいいということです。
スマホは道具であって、それによって生活を支配されてはいけないのです。
子どもの精神年齢は違うので、そういうことを理解して使えると思った時に与えるのがいい時期だと思います。
まとめ
次男の時はスマホは高校生まで絶対に与えない!と頑なに思っていたので、その時の親子関係も最悪なものでした。
ここも反省するべきところで、きちんと話し合いをしてから考えるべきだったなと思います。
実際高校生になって持たせましたが、与える時にもルールを話し合ったからか、長男の時よりもスマホと上手に付き合えているようです。
ただ我慢させたことは良かったと思います。安易に手に入ってしまうよりも、散々我慢して手にいれたことによって「はまってはいけない」ということも理解してくれているように思います。
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